こんばんはx3です
レーゼロ カスタムのフリーを交換しました
って その前にグリスを変更しました
以前はワコーズのウレアグリス(型番失念)を使ってました
ウレアグリスの防水性に惹かれて使ってましたがちょっと意に沿わない問題が起きました
年末の連休に息子のレーシング3のメンテをした際にフロント側のグリスが流れていました
カバーが破損してたので仕方がないのですがベアリングボールが錆びて若干虫食い状態でした
流れていないリア側のグリスも若干油分が飛んでポソポソな感じになってました
メンテするのが1年間隔と長いので仕方ないのかもしれませんが ちょっと嫌な感じです
そこで調べてみると表面をコーティングするというニュアンスのグリスを発見しました
厳密には表面をコーティングするオイルを配合したグリスです
YAHOOショップで探してみると意外に安く売られてました
ショップが年末のお休みに入る前に急いで発注しました
そのおかげで年明け前に家に届きました
まさかの使いまわしの箱(笑)
まぁ~これはこれで なんだか高級感ある感じで嫌いではないので以後グリスを入れる箱として使ってます
ナスカルブ2本とジャバラ容器のナスカグリス EP402(ちょう度2)です
ちょう度2はナスカグリスとしては硬めなんですが軟らかくて流れる方が嫌だったからです
ちょっと分離してますが最初に出した時だけでした
写真では分かりにくいですが歯磨き粉くらいの硬さです
さて本題です
レーゼロ カスタムにはシマノ11sのフリーが付いています
私の使っているコンポーネントは10sなので このまま使うとなるとスペーサーが2枚要ります
それは面白くないのでシマノ10s専用のフリーを入手しました
まさかの未使用新品
純正のロックリングが付いています
メイド イン イタリーです
まぁ~ 私は使いませんけどね
純正ロックリングとトーケン カンパ12T用ロックリングの重量比較です
これ見て純正使うロード乗りがいるでしょうか?
取り外したフリーを持った時に違和感を感じました
なんか軽くない?
フリーの重量があからさまに違いました
シマノ10s専用フリーの方が37gも軽い
試しに磁石を近づけてみると11sフリーには付きましたが10s専用フリーには付きませんでした
どうやら10s専用フリーはアルミのようです
白くコーティングされたアルミフリーの重さが明言されていないので分かりませんが大差ないレベルの軽さだと思います
10s専用フリーはスプロケットが嵌まる所のスプラインが高いので私が知る範囲で噛み込みを気にしたことはありません
少なくとも11sのアルミフリーみたいにスプロケットが外れ難くなる事は無いと思います
シマノの10s専用なので成し得たことでしょうね
今回はこの10s専用フリーに手を加えます
ベアリングのセラミック化です
ホイールのベアリングがCULTなのにフリーのベアリングがスチールじゃ意味ないでしょ
参考までにフルクラムのシマノフリーのベアリングの寸法型番は『6803』です
シールの有無やシールの種類によって『6803』の後に付く記号が変わります
金額を全く考慮しなければ迷わず『ONIベアリング』入れるところですが庶民には無理な金額です
色々調べてみて良さげなやつを見つけました
レース部をチタンコーティングしてあるとの触れ込みでしたのでこれに決めました
・・・安かったし(重要)
『TOKEN Tiramic Bearing』でございます
チタンとセラミックでティラミックなのかな
このネーミングセンス嫌いじゃないです(笑)
純正(?)ベアリングと重量比較
なんで1個と2個なのかと言いますとティラミックの方は1個だと7gで2個だと13gと表示されるためです
コンマ台まで表示される秤だったら良かったんですが・・・
そんなわけでちょっと軽いです
ベアリングの外観を見比べてみます
まずは純正のベアリングから
シールは片面しかなくグリスがミッチリ入っていました
次にティラミックベアリング
こちらもシールは片面だけです
シールの無い裏側はボールの保持具しか見えません
本来ならシール効果が落ちるのでしちゃいけないんですがシールを外してみました
グリスは洗い落としていますがミッチリまではいかないけどまあまあ入ってました
黒い艶光のセラミックボールが入っています
これにそこそこグリスを入れてシールを元に戻しました
前後しますがフリーには2個ベアリングが入ってます
ベアリングの外し方はここでは触れません
私のやってる方法が原始的なのでこれ見てまねした人がいて失敗したらベアリングが終了するからです
悪い事は言わないので工具を買ってから挑んでください
このベアリングを外すときに奥側のベアリングを外す時が大変でした
このような感じでスナップリングを外さないといけないのですが10s専用フリーはこれが大変だったんです
レーシング3に付いていたフリーのスナップリングにはスナップリングプライヤーを入れられるように穴が開いています
10s専用フリーにはありません
私が考えられる方法としてマイナスドライバーで抉るしか思い浮かびませんでした
回らないように片方を押さえてもう片方で抉るのですが全く出てきません
1時間くらい頑張ったのですが無理でした
あまり自信がありませんがプランBです
スナップリングのある位置にフリー外側から穴をあけて その穴からスナップリングを押してマイナスドライバーで抉って取る方法です
これはスナップリングのある位置に正確に穴をあけることが必要です
ボール盤は持ってないので手でまっすぐ穴をあけます
しかもあまり大きな穴はあけたくないので1.5mmのドリルを使います
フランジまでの深さを測りフリーの外側に目印を付けて穴をあけます
奇跡が起きて良い位置に穴が開きました
細い工具でフリーの外側からスナップリングを押してマイナスドライバーで抉って取り外しました
後で見てみると実に良い位置に穴が開いてます
こんな奇跡はもう起きないでしょうね
ベアリング交換後スナップリングは11s用フリーから穴の開いたスナップリングを移植しました
これで次回からは交換時に楽できそうです
空いた穴には2液混合タイプの接着剤を入れました
交換後一応重量測定
さらに5g軽くなっています
ベアリングの重量を考えても減り過ぎですがこれには理由があります
フリー内部がグリスだらけ
ベアリングへの潤滑狙いか防塵・防水のためか分かりませんがさすがに過剰です
一旦全部ふき取り腐食防止のためにグリスを薄く塗っておきました
ホイールに組付けました
43g軽量化しました
『レーシングZERO カスタム 改』完成です(笑)
早く試したいんですが まだできません
ベアリング取り外し工具作製のため現物確認しないといけないからです
さすがに原始的過ぎて私もベアリング圧入時やらかしそうでした
しかし資金が尽きてなかなか取り掛かれません
クラウドファンディングしてみようかな(笑)
私は最近は機材は重すぎなくて変な抵抗さえ無ければそれで良いと達観してしまっておりますが…
軽いアルミロックリングは脱着時の強度的にちょっと怖い気がしてますが。
せっかく開けたフリーの穴はグリスホールとして残しておけませんかね。
コメントありがとうございます。
正直言えばフリーのベアリングなど どうでも良いと思っています(笑)
CULTベアリング標準装備のBORAでさえフリーのベアリングはスチールです。
カンパの補修部品でもベアリングはある位ですから たいして意味ないんでしょうね。
それなのに何で変えたかというと「ノーマルじゃつまらん」という末期症状のためです(笑)
アルミロックリングは脱着回数によるでしょうね。
たしかに何回も使えそうではありません。
グリスホールは考えたんですが絶対に過剰給油になるなと思ってやめました。