こんにちはx3です
チューブレスタイヤのシーラントについて 掘り下げていきたいと思います
タイトルとシーラントの特性上 軽量化すると言えば
「そりゃ そうなるよね」
って感じで 既にネタバレ状態ですが 気にせず 行きたいと思います (笑)
自分としては 「使うシーラントを替えているので軽量化計画に当てはまるのでは」 などと 都合よく考えています
ここで追加情報
インチの表記を『”』としてきましたが『"』に訂正します
『”』でも通じるのですが『Wiki先生』が「不正確」って言うから・・・
それと前回の記事の終わりに「次回は工夫したことを 云々」と書いてますが 今回の記事に合わなくなったため 訂正しています
それでは本題へどうぞ
この度 導入したのは『ビットリア ユニバーサル チューブレスタイヤ シーラント』です
シーラントは『エバース スーパーシーラント』『パナレーサー シールスマート』に続いて3種類目です
あくまで私個人の見解ですが「思ったより効かない」が率直な感想ですね
今まで使ってきた シーラントそれぞれに特徴がありますので 個人的見解を述べてみたいと思います
『エバース スーパーシーラント』
良い点
・タイヤの中で固まらない(固まりにくい)
タイヤの中で固まると ホイールの重量バランスが 崩れるので(些細な重量ですが)空転させると上下方向に振れる感じがある
シーラントが固まらないので この状態になりにくい
ただ粘度が高いので しばらく放置したホイールでは 下側に溜まるので 固まったのと同様になる
・効果の持続時間が長い
シーラント注入後 メンテナンスフリーで年単位 使用してましたが空気圧の低下が起きにくかった
空気を入れて 1ケ月経っても「ペッタンコ」まで空気は減りませんでした
・バルブから入れられる
注入時 圧力をかけると バルブ内で固まる事例があるようですが 私は大丈夫でした
・シーラント除去は比較的簡単
ホイールやタイヤにシーラントの膜が貼り付かないため ウエスで拭くだけで除去できる
・ホイールやタイヤにやさしい
天然成分100% !
シーラントを選ぶ基準として「アンモニア不使用」を探していました
理由はタイヤをシーラントで痛めないためです
使ったことが無いので 本当に痛めるのか どうかは分かりませんが 危うい物は避けました
悪い点
・塞いだ穴からジワジワ滲む
タイヤに空いた穴を シーラントが塞いでいた箇所から 油のようなものが いつまでも ジワジワ滲んでいました
このシーラントの特性である「固まらない」事の逆効果だとも言える
・使用量が多め
MTB(インチ指定なし)で120ml 入れるように指示されている
シーラントの粘度が高いため 多めに入れないと タイヤ全体に回らないからだろう
・高価
ネット購入ですら400mlでオーバー6kです
固まらないから恒久的に使えるとは言ってもMTBではホイール3本分強しかありません
MTBのホイールは6本あるので400mlを2つ買わないと いけない
性能面では非常に優秀と言える
前後で240ml(240g以上)と他のシーラントより使用量が多いため 軽量化を謳っている以上 除外せざるを得ない
・・・高いし・・・(本音)
『パナレーサー シールスマート』
良い点
・安い
500mlで2.1kと『エバース スーパーシーラント』の半値以下
・ホイールやタイヤにやさしい
『エバース スーパーシーラント』の天然素材100% ほどではないが 低アレルゲン
・サラサラ系で扱いやすい
流動性が高いので タイヤに入れて 全体に馴染ませる作業が やりやすい
・使用量が若干少ない
26インチのMTBで 90 ~ 120mlが指示されている
私は100mlほど入れて 『ロケットロン 26"』の初期立ち上げを おこなったが 問題なかった
・クルミが効く
配合されているクルミ殻が穴に詰まって 穴を塞ぐのだが 結構効いた
『ロケットロン 26"』立ち上げ時「サイドウォールからシーラントが 少し噴き出しては止まる」といったことが起きていた
吹き出しが 止まった箇所からの 空気漏れは 無くなっていた
悪い点
・効果が切れるのが早い
『エバース スーパーシーラント』が恒久的に使えたので そう感じたのかもしれない
1カ月程度でタイヤを振っても 液体の音がしなくなる
それに伴って 空気の抜けも早くなる
・バルブから入れられない(入れにくい)
液体の音がしなくなったタイミングで追加注入しようとしたがバルブが詰まってしまった
棒でつつきながら 何とか50ml追加した
「穴を塞ぐ」という 性能面では問題ない
使用量も90 ~ 120mlと『エバース スーパーシーラント』より少ないので 軽量化ができる
しかし低い持続性とバルブから入れられないのは 繰り返し使用するうえで かなりネックになると感じた
『ビットリア ユニバーサル チューブレスタイヤ シーラント』
良い点
・さらに安い
1000mlで3.63kです !
『エバース スーパーシーラント』の1/5くらいの価格です
ホイールが6本あるので 1000mlの設定があるのも 高評価
・使用量が少ない
MTB(インチ指定なし)で80mlの指示
使用量が少ないという事は 重量も低く抑えられる事に繋がる
・バルブから入れられる
普通に入れられます
・サラサラ系で扱いやすい
タイヤ内に回しやすいです
・ホイールやタイヤに やさしい
「アンモニア フリー」「ナチュラル ラテックスフリー」を謳っています
悪い点
・効果が弱い
『ロケットロン 26"』をホイールから外して 『パナレーサー シールスマート』を完全に取り除きました
シーラントを投入して タイヤをリム内に落とし ビードを上げてから 初期立ち上げのように サイドウォールにシーラントを回しました
空気の抜けが早く 2時間程度で乗車できないくらいに 空気圧が下がりました
ホイールに組んだ状態で 水に漬けて空気漏れしている箇所に印を付けて シーラントを回しました
その時は止まるが 『ロケットロン 26"』の適正空気圧MAX値の 4BARまで入れると 空気漏れ再発
空気漏れの止まった箇所が 汚いので 拭き取ると 空気漏れ再発
これでロードタイヤのパンクを 抑えられるのか?
『パナレーサー シールスマート』の方が 穴を塞ぐ効果は 高いと感じた
『ロケットロン 26"』はサイドウォールがペラペラなので通過しやすいのだろうが 『パナレーサー シールスマート』では止まっていた
メーカーが謳っている「瞬時に 7mm までの穴を塞ぎます(MTB)」は ありえないと思う
タイヤメーカーのシーラントなので 期待していたのだが タイヤとシーラントは 畑違いという事なのかな
それともチューブレスタイヤって こういうものなんだろうか
だとすると『エバース スーパーシーラント』の空気保持性能は 相当高い
少ない量でも大丈夫なら こっちを使いたい
試しに購入するには 高すぎるが・・・
次は シーラントを入れる容器と 注入用シリンジです
注入量が80mlなので 余裕をみて 100mlでも使えるものを選びました
容器の方は『ダイソー』にて調達
内側から見た時に 入れている量が 分かるように なっています
透明の容器で 外の目盛りを 見ながら入れるのが ちょっと嫌だったのと 100ml以上の容積が入り 大きさがちょうどいい
シーラントを入れたら こんな感じ
赤い粒々は『ビットリア ユニバーサル チューブレスタイヤ シーラント』に入っている物です
この粒々が穴に詰まって 穴を小さくして シーラントで穴を塞ぐんでしょうね
シリンジも100ml以上の物を購入しました
全長182mmは思っていたよりも長かった
外径39mmは思っていたよりも太かった
バルブに差し込む際に シリンジを傾ける角度が少ないように 吐き出し口が中央では ないものを選択
バルブに差し込めるように 差し込み口径が 4mm以下の物にした
チューブの片側をシリンジに取り付け チューブの反対側をバルブに差し込んでシーラントを注入する方法も考えたが チューブ内のシーラントがロスになる気がしたので止めた
今思えば バルブ側のチューブを抜いて シリンジを引けば シリンジ内にシーラントが戻るので それをシーラントのボトルに戻せば よかっただけの事だった
シーラントはもう少し使ってみないと 分からないが 普段使っている空気圧 2BAR なら大丈夫なのかもしれない
チューブレスタイヤって こんなもの なのかなぁ~
とりあえず 前後で80g軽量化しました!
『ホイール編』まだ続きます!
私はタイヤ注入時にミスったり、塞がらない程の穴が開いた場合に周りが白濁液まみれ(笑)になるのが嫌なので現在チューブ派です!
コメントありがとうございます。
感覚的には『エバース』が一番重いと感じます。
クルミ殻や赤い粒々みたいな 穴に詰まるための触媒が繊維質の物で結構多く入ってました。
タイヤにシーラント入れてビードを上げるのが正解らしいのですが、ビードが上がらないとリムとタイヤの間から白濁液が・・・(笑)
塞がらないほどの穴が開いたときは、白濁液を撒き散らすことになりますね。
地獄絵図です(笑)
制約が少なくてトラブル時のリカバリーを考えればチューブの方が正解かもしれません