開発といえど一つに非ず

一口に開発といっても、その工程は多岐にわたる

ウォーターフォール型の開発手順

2023-03-20 02:20:48 | ウォーターフォール

ウォーターフォール型の開発では、全ての工程を要件定義・設計・開発・テスト・導入の5段階に分けて開発を進めていく。

要件定義では、まずシステムの完成形がどのようになるのかを定める。

開発を依頼したクライアントとのヒアリングやミーティングを重ね、どういった見た目や機能が欲しいのかを決めていく。

この工程は、たいていの場合キャリアの長い実力者が行う。

定義が決まり完成図ができれば、その完成図通りのシステムを作るために設計に取り組む。

搭載しなければならない機能や必要な情報、データベースの形式など細かい部分を定めていく。

この段階では、まだクライアントと話し合いをはさむことが多い。

設計が完成したら、その設計に従って開発を進めていく。

この過程が、一般的にイメージされるプログラマーの作業だろう。

開発に入るとエンジニアだけの世界になり、それぞれがひたすらコンピューターに向かってコードを打ちこんでいく。

全体の流れをわかっていなくてもできる作業が多いので、外注するケースもある。

プログラミングが済んだら、システムが上手く動くかチェックしていく。

テストでは、機能ごとの動作を確認する「単体テスト」と、全ての機能が上手く連動しているかを確かめる「結合テスト」に分かれる。

最後の仕上げの工程は、「導入」だ。

完成したシステムをクライアントの現場に導入し、正常に動作するかを確認する。

データ移行も必要になる場合があり、正常な動作を確認ができたら開発はそこで完了し、その後は運用・保守を継続的に行っていく。

なお、開発手法はウォーターフォール型だけではない。

このサイト<<http://waterfall-agile.com>>にもある通り複数存在するので、それらも把握しておくと戸惑うことはなくなるだろう。