xina-shinのぷちレビュー?

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「きみに読む物語」劇場にて

2005年02月06日 | cinema
ファボーレ東宝で2月5日公開の『きみに読む物語』を観て来ました。
『北の零年』にするか『アレキサンダー』にするか迷ったんですが、今回は感動を選びました。

原作は『マディソン郡の橋』をも超えたベストセラー「ニコラス・スパークス」著『The NoteBook きみに読む物語』。


白鳥が羽根を休める美しい湖のほとりにある療養施設に一人の初老の女性がいた。『彼女』(ジーナ・ローランズ)は全てを失っていた。自分の過去の記憶を、そして自分の名前すらも・・・ そんな『彼女』を毎日訪ねる初老の男。『デューク』(ジェームズ・ガーナー)と名乗る男は、『彼女』にアメリカの古きよき時代の一つの恋物語を読み聞かせていた。
1940年夏 ノース・カロライナ州シーブルック。渡り鳥も飛来する河を持つこの町に、南部の大都市チャールトンから良家の娘『アリー・ハミルトン』(レイチェル・マクアダムス)とその家族が夏休みを過ごす為に別荘にやってきた。カーニバルの夜、『ノア』(ライアン・ゴズリング)は『アリー』に一目ぼれし、動く観覧車に飛び乗りデートの約束を取り付ける。親友の協力のもと劇場で映画を見た後、誰もいない通りの真ん中で戯れる二人は急接近、熱い恋に落ちるが・・・


感動しました。もしかしたら人にとって一番幸せなラストなのかもしれません。


夕陽の映える湖を横切る赤く染まった白鳥たち、そしてその下を一艘の手漕ぎボートがほとりに向かって進んでいく・・・そんな美しい映像に作品への期待が高まります。そして過去と現代を行き来しながら、ノートブックに書かれた物語が語られていくうちに、いつしか『彼女』の立場で聞いている(見ている)自分がいました。
物語中盤まではノートブックに書かれた出来事を中心に綴られていきます。若い二人の出会いと別れ、そして再会・・・それらの恋の想い出をノートブックに綴ったのは誰あろう・・・
物語の後半、一度は起こったかに見えた奇跡。『デューク』はそれが長く持たないことを知っています。きっとそうやって何度も何度も読み聞かせてきたであろう事が読み取れます。そしてラストに訪れた真実(ほんとう)の奇跡。涙がにじんできてちょっと画面が見づらくなってしまいました。


物語のキーワードは「鳥」です。ラストシーン、『デューク』が『彼女』に囁いたひと言はとても深い意味を持っていると思います。あの飛び立った鳥たちの中に二人もいたのかもしれませんね。


評価 星 いつつ(満点)


公式サイトはコチラ
きみに読む物語@映画生活


P.S.1
この作品はどんな世代の人にも受け入れられる作品だと思いますが、特に今初恋真っ只中の中・高校生にこそ観て欲しいですね。

P.S.2
この作品を観るにあたり、老人性痴呆症について予習しておくと作品への理解度が高まるかもしれません。
老人性痴呆症について
老人性痴呆症、特にアルツハイマー病は病状の進行を遅くすることは可能でも、治癒させることは現代医学では出来ないそうです。この事を知らないと作品中の奇跡も理解できません。

P.S.3
上映直後にケミストリのコメントがあるらしいです。興味のある方はどうぞ(私はエンドロールが終わったら席を立ってしまいましたが・・・)


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45 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
たのしみです (ありさか)
2005-02-06 21:13:03
劇場予告をみて(感動モノはひとりで)見に行こうって決めてました。

こちらで感想を読ませていただいて 彼氏と二人で見に行く事にしました。

楽しみです。

アレキサンダーも話題作で楽しみなんですけど。

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ビックリ・・・ (xina-shin)
2005-02-06 21:22:28
まだエントリの微調整をしている段階でのコメントに、ビックリしてしまいました。



>ありさかさん

コメント感謝です。この作品は是非恋人二人で見て欲しい作品です。(でも彼氏眠っちゃうかも・・・)

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ラスト (とも)
2005-02-06 21:57:58
TBとコメントありがとうございます。

あのラストは本当に素晴らしいなと思いました。

鳥たちは元にいた場所に戻っていくんですよね。



ちなみにケミストリーさんはTVCMのコメントとほとんど同じだったのでちょっとがっかりでした。

でも再び流れる映画の名場面とともに、二人の歌が堪能できたのでなかなかよかったですよ。
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TBありがとうございます (tkawamu)
2005-02-06 22:02:45
ケミストリーのコメントは、いらなかった気がします。せっかく感動していたのに、ちょっと気分が冷めてしまいました。歌だけ聞きたかったです。
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いい映画でした (でんでん)
2005-02-06 22:05:01
トラックバックありがとうございます。今年に入って映画を観て涙づいているのですが、本作も例に漏れず。単純なお涙頂戴な映画で無かったですね。琴線に触れるエピソード、特に晩年の二人が良いです。そして自分の人生で同じ充実が得られるか、ちょっとだけ考えさせられました。



ちなみに今週末から観たい作品が多そうなので「アレキサンダー」はパスする予定です。
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こんにちは (コデマリ)
2005-02-06 23:23:34
はじめまして☆トラックバックありがとうございます。。。

今「きみに読む物語」とっても観たい映画の1つなんです!!

映画とっても大好きなんでまたここに遊びにきます☆

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TBありがとうございます。 (とも(僕の宝物の住人))
2005-02-08 13:02:37
最後の終わり方は憧れます。。

二人はお互いの思い出に浸りながら、同時にこの世を去ったんですもの。
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はじめまして (ぽっぷ)
2005-02-08 13:25:12
xina-shinさん、はじめまして。

ぽっぷといいます。



TBありがとうございました。



この映画に関して100点満点!とはいかなかった僕ですが、二人のまっすぐな愛には大変、憧れます。



うーん、自分が得られないものだからかなぁ。



では、また、寄らせていただきますね。
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TBありがとうございます! (ピョン☆)
2005-02-08 13:32:03
たとえ別れてしまっても、ずっと忘れられない人っているのでしょうか・・・再会した2人の愛の深さにちょっぴり嫉妬してしまいました!笑

まだまだお子様な私は今の恋愛が精一杯です☆

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はじめまして (petite_nori)
2005-02-08 19:10:51
xina-shinさん、こんにちは。

TBありがとうございました。

実は私の住む町の映画館では、まだ上映されていないんです。ちょっと驚きですよね・・・。

公開されるまで待とうかと思ったのですが、やっぱり早く観たいので、ちょっと足を伸ばして上映されている映画館に行ってみようと思います。

その前に、老人性痴呆症について予習して行きます。
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