
韓国映画 ホ・ジノ監督 ハン・ソッキュ、シム・ウナ主演作品
「八月のクリスマス」(原題:8월의 크리스마스 英題:Christmas in August)
この作品はシュリSHURI、カルTell me somethingに続き、私が見た三本目の韓国映画であり、かつ、韓国映画によりはまるきっかけとなった作品です。
ですから是非ともこの作品を語らなくてはと思い、HPから修正転載します。
以下ネタバレ
物語の展開だけを追ってみると平凡で特別な盛り上がりも無く淡々と物語は進んでいきます。 (というか、あえて過大な盛り上がりを避けています。)
この辺が見る人によっては、つまらない、眠ってしまった、という要因なのでしょう。
日常の一コマを切り取って映画にした感じといえばいいのでしょうか。演劇やドラマにしろ、映画にしろ、一番表現が難しいのは日常を描くことだと思います。脚本は勿論、演出、映像そして俳優の演技、映画全体に力が無いと観るものを2時間近くひきつけておくことは不可能です。
この作品はそれを見事に描ききり、なんともいえない感動を私たちに与えてくれています。
既に御覧になられた方の中には気づかれた方もいらっしゃるでしょう。ラスト10分前ぐらいから、登場人物の台詞は一切ありません。(私も別の方の指摘で初めて気づきました。)
最大のクライマックスといえる、遺影にすべく「ジョンウォン」自身によるポートレート撮影に向けて、脚本と映像の力だけで見せて(魅せて)いくのです。
エンディングでは少し大人になったタリムが、写真館の前で飾られている自分の写真に微笑み、立ち去りますが、「タリム」にジョンウォンの最後の手紙が届けられたのか、ジョンウォンの死が知らされたのかは、描かれてはいません。観る側の想像にゆだねられています。
もし、自分が主人公たちの立場なら、どうするだろう。そんな事も考えさせられる作品です。
最近少しずつパワーが落ちてきているハリウッドでは作れない映画でしょう。
監督のホ・ジノは小津作品に傾倒しているとどこかで呼んだ記憶があります。
この作品からは、小津作品と同じものを感じさせてくれているような気がします。
タリムを演じたシム・ウナは引退宣言したようですが、復帰を切に願います。
今、私の中では これまで観てきた歴代恋愛映画の中で、Best of Bestの作品です。
評価 文句無 星いつつ
ホ・ジノ監督舞台挨拶
ホ・ジノ監督インタビュー
八月のクリスマス レビュー
ホ・ジノ監督対談
音楽 チョ・ソンウ インタビュー
・八月のクリスマス@映画生活
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八月のクリスマス関連
八月十二日富山の地方紙にて日本版リメイクの記事が記載され、高岡フィルムコミッションに同記事の事をお尋ねしたところ、下記の様にお返事をいただきました。
関係者リークによる記事の為、記事の内容は削除いたします。
個人的に情報を集めてみようと思っています。
高岡フィルムコミッション HPエキストラも受付しているみたいです。
北日本新聞サイト
□コメント:メールにてご連絡いただきありがとうございます。
高岡FC、高岡市観光協会としては、北日本新聞、富山新聞の記事については、両者が独自に取材(?)したうえ掲載したものであり、映画制作会社及び当協会が提供した情報でもなんでもありません。
ロケ地選考の段階で資料を渡したロケ地候補地の方がリークしたものであります。
製作会社と当協会ではこれらの記事については一切関知しないものであり、また責任も負いかねます。
情報については、俳優のスケジュールや映画の販売促進プランなども考慮したうえで、しかるべき時期に発表する予定であります。
このような事情でありますので、情報のネットなどでの掲載は熟慮されるようお願い申し上げます。
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ですから是非ともこの作品を語らなくてはと思い、HPから修正転載します。
以下ネタバレ
物語の展開だけを追ってみると平凡で特別な盛り上がりも無く淡々と物語は進んでいきます。 (というか、あえて過大な盛り上がりを避けています。)
この辺が見る人によっては、つまらない、眠ってしまった、という要因なのでしょう。
日常の一コマを切り取って映画にした感じといえばいいのでしょうか。演劇やドラマにしろ、映画にしろ、一番表現が難しいのは日常を描くことだと思います。脚本は勿論、演出、映像そして俳優の演技、映画全体に力が無いと観るものを2時間近くひきつけておくことは不可能です。
この作品はそれを見事に描ききり、なんともいえない感動を私たちに与えてくれています。
既に御覧になられた方の中には気づかれた方もいらっしゃるでしょう。ラスト10分前ぐらいから、登場人物の台詞は一切ありません。(私も別の方の指摘で初めて気づきました。)
最大のクライマックスといえる、遺影にすべく「ジョンウォン」自身によるポートレート撮影に向けて、脚本と映像の力だけで見せて(魅せて)いくのです。
エンディングでは少し大人になったタリムが、写真館の前で飾られている自分の写真に微笑み、立ち去りますが、「タリム」にジョンウォンの最後の手紙が届けられたのか、ジョンウォンの死が知らされたのかは、描かれてはいません。観る側の想像にゆだねられています。
もし、自分が主人公たちの立場なら、どうするだろう。そんな事も考えさせられる作品です。
最近少しずつパワーが落ちてきているハリウッドでは作れない映画でしょう。
監督のホ・ジノは小津作品に傾倒しているとどこかで呼んだ記憶があります。
この作品からは、小津作品と同じものを感じさせてくれているような気がします。
タリムを演じたシム・ウナは引退宣言したようですが、復帰を切に願います。
今、私の中では これまで観てきた歴代恋愛映画の中で、Best of Bestの作品です。
評価 文句無 星いつつ
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八月のクリスマス レビュー
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八月十二日富山の地方紙にて日本版リメイクの記事が記載され、高岡フィルムコミッションに同記事の事をお尋ねしたところ、下記の様にお返事をいただきました。
関係者リークによる記事の為、記事の内容は削除いたします。
個人的に情報を集めてみようと思っています。
高岡フィルムコミッション HPエキストラも受付しているみたいです。
北日本新聞サイト
□コメント:メールにてご連絡いただきありがとうございます。
高岡FC、高岡市観光協会としては、北日本新聞、富山新聞の記事については、両者が独自に取材(?)したうえ掲載したものであり、映画制作会社及び当協会が提供した情報でもなんでもありません。
ロケ地選考の段階で資料を渡したロケ地候補地の方がリークしたものであります。
製作会社と当協会ではこれらの記事については一切関知しないものであり、また責任も負いかねます。
情報については、俳優のスケジュールや映画の販売促進プランなども考慮したうえで、しかるべき時期に発表する予定であります。
このような事情でありますので、情報のネットなどでの掲載は熟慮されるようお願い申し上げます。
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小津監督の作品、私は一本もちゃんと観たことがないのです。日本人としてもったいない事ですね。今度観てみよう。
その前に、八月のクリスマスを観直そうと思いました。
すごい情報力ですね。
日本でリメイクするという話は、初めて知りました。
でも、個人的にはリメイクして欲しくない気がします・・・。
私の中の『八クリ』の感覚が汚されていくようで、嫌ですね。
やっぱり『八クリ』はハン・ソッキュとシム・ウナじゃなきゃ!!
ハン・ソッキュが歌ってる主題歌もいいですよね~。
日本でリメイクするの、あたしも知りませんでした。イメージ壊さない配役でお願いしたい。
日本でリメイクの計画があること、はじめて知りました。情報感謝申し上げます。
しかし、リメイクしようという人がいたということは嬉しいことですが、オリジナルの大切なものが傷つけられるような気がして怖い気がします。
もしリメイクするのであれば、オリジナルの「八月のクリスマス」そのものをリメイクするのではなく、この作品に刺激を受けて発想した別の作品を作ってもらいたいと思います。
それが映像作家というものではないでしょうか。
もしリメイクされる監督がこのページをご覧になっていたら、ぜひあなたの感覚を信じてあなたらしい、あなただけの「八月のクリスマス」を作っていただきたいとお願いします。
日韓二つのまったく異なる「八月のクリスマス」が、同時上映される日をわたしは夢見ています。
2004.8.21の深夜3:20分テレビ東京で「八月のクリスマス」が放映されました。
仕事を休止し拝むような気持ちで最後まで見ました。
やはり素晴らしかったし、以前見たとき気がつかなかった細かいシーンにまた気付かされて、本当にこの作品は奥行きが深い。
この作品に出会ったことは、わたしの人生の幸せです。
それにしても、やっぱり「八月のクリスマス」の意味を知りたい。分った方は教えて!
2004.8.24 馬の骨
深夜のTV放映を見たのですが、起きていた甲斐はありました。
白黒はっきりさせないと、と追いやられがちな日常から思えば
じれったいような、もどかしいような、こんなに淡々とゆったりした展開は
逆に集中力を要しますね。
リメイク情報にも感謝です。
リメイクの話はついこの間地元のニュースでやっていました。後2,3日は小学校のなども含めてロケをするとか言っていた気がします。確か主演は歌手の山崎まさよしだった気がしますよ。女性はちょっと知らない人でしたが、なんとなく似ていたように感じます。
リメイクは自分も楽しみにしています。
これぢゃないですか??
http://1yoshi.zero-city.com/html/hatitegami.htm
はじめまして。
「八月のクリスマス」の背景ですが、八月十五日と関係ないでしょうか。韓国では、「独立記念日」になっていたと思います。圧政から開放されたこの日こそ、タイトルでは! と思うのです。
ちなみに、この八月、中国で開催されましたサッカーアジアカップの騒ぎも、これに由来していると思います。
私は、1985年の八月、個人旅行の解禁になったばかりの中国を一人、旅をしました。
この年中国にとっては、「対日戦争勝利40周年」の年で、街々には日本軍の蛮行の写真が張り出されておりました。
中国の人にとっては、八月は戦争の記憶がよみがえる特別な季節のようでした。普段は、文革で酷い目に遭った記憶が優勢な人々も、この時期は戦争の災禍が思い出されてしまうようでした。
十五日は「対日戦争勝利記念日」です。
この時期、何も知らない日本人が、日章旗を持ち歩くは、猛烈な暑さもあり、お勧めできません。
この映画が日本でどのようにリメイクされるのか楽しみです。
今ここにきて、ジョンウォンの手紙を読みました。
どうしよう・・・・
涙が出てきました・・・・
苦しいですね。この映画・・・
ハン・ソッキュの優しい笑顔が忘れられません・・・
どなたか分かりませんが、手紙の内容を教えてくださってありがとうございました。