
映画の日ということでファボーレ東宝で『亡国のイージス』を観てきました。
海上自衛隊イージス艦〈いそかぜ〉に『溝口哲也(中井貴一)』FTG三等海佐らが乗り込んだ。〈いそかぜ〉に乗り込んだと思われる某国工作員の探索が任務だった。先任伍長の『仙石恒史(真田広之)』は上陸中の若い者たちが起こした喧嘩騒動の処理に追われていた。その場には新しく乗艦した『如月行(勝地涼)』も混じっていた。
非番の時間甲板で絵を描くのが『仙石』の日課だった。上手く描けない『仙石』に『如月』は絵のアドバイスを与えた。絵は見違えるような色合いを見せる。
翌日演習後、ダミー魚雷を回収中に事故が起き乗員一命が命を落とす。それは事故ではなくそして全ての始まりだった・・・
原作を読み終えた時の感想はコチラ
内容は読了後の予想が当たってしまいました。そして出来は予想した以上に悪いものでした。
アクションモノにしたかったのか、人間ドラマを描きたかったのか分かりませんでした。全体的に曖昧になってしまい、焦点がボケた感じがあります。内容を詰め込もうとして失敗したケースと思われます。
原作は前半サスペンス色が強く、一転後半ではアクション有り、SF的な触れ合い有り、と盛りだくさんだったのですが、映画ではサスペンス色は一切ありません。人間ドラマを描こうと狙ったのだと思いますが、それぞれの登場人物の背景の説明もないまま物語が進んでいく為、上滑りした感がありました。映画を観ただけだと『ヨンファ』がどこの工作員だか分からないかもしれませんね。
映画の主人公は『仙石先任伍長』です。原作とは異なり妻は数年前に他界、娘を祖父母に預けている設定に変わっています。(この変更だけでもドラマが浅くなってしまっています。) 演じたのは「真田広之」。幹部と乗組員の間を取り持つ先任伍長役を熱く演じていたとは思います。アクションらしいアクションシーンはありませんでした。
本来は主人公の『如月行』を演じたのは「勝地涼」。ある意味スーパーマン的な存在の役を演じるには線が細いと思います。
韓国人女優「チェ・ミンソ」が某国工作員『ジョンヒ』を演じていますが、映画では見所もなく『ヨンファ』とのつながりや、『如月行』となぜ接触するのかも説明されていません。勿体なかったですね。
評価 星 ふたつ (原作を読んでから観ることをオススメします。そして原作を満喫したければ公式サイトは見ないで下さい。)
・亡国のイージス@映画生活
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海上自衛隊イージス艦〈いそかぜ〉に『溝口哲也(中井貴一)』FTG三等海佐らが乗り込んだ。〈いそかぜ〉に乗り込んだと思われる某国工作員の探索が任務だった。先任伍長の『仙石恒史(真田広之)』は上陸中の若い者たちが起こした喧嘩騒動の処理に追われていた。その場には新しく乗艦した『如月行(勝地涼)』も混じっていた。
非番の時間甲板で絵を描くのが『仙石』の日課だった。上手く描けない『仙石』に『如月』は絵のアドバイスを与えた。絵は見違えるような色合いを見せる。
翌日演習後、ダミー魚雷を回収中に事故が起き乗員一命が命を落とす。それは事故ではなくそして全ての始まりだった・・・
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内容は読了後の予想が当たってしまいました。そして出来は予想した以上に悪いものでした。
アクションモノにしたかったのか、人間ドラマを描きたかったのか分かりませんでした。全体的に曖昧になってしまい、焦点がボケた感じがあります。内容を詰め込もうとして失敗したケースと思われます。
原作は前半サスペンス色が強く、一転後半ではアクション有り、SF的な触れ合い有り、と盛りだくさんだったのですが、映画ではサスペンス色は一切ありません。人間ドラマを描こうと狙ったのだと思いますが、それぞれの登場人物の背景の説明もないまま物語が進んでいく為、上滑りした感がありました。映画を観ただけだと『ヨンファ』がどこの工作員だか分からないかもしれませんね。
映画の主人公は『仙石先任伍長』です。原作とは異なり妻は数年前に他界、娘を祖父母に預けている設定に変わっています。(この変更だけでもドラマが浅くなってしまっています。) 演じたのは「真田広之」。幹部と乗組員の間を取り持つ先任伍長役を熱く演じていたとは思います。アクションらしいアクションシーンはありませんでした。
本来は主人公の『如月行』を演じたのは「勝地涼」。ある意味スーパーマン的な存在の役を演じるには線が細いと思います。
韓国人女優「チェ・ミンソ」が某国工作員『ジョンヒ』を演じていますが、映画では見所もなく『ヨンファ』とのつながりや、『如月行』となぜ接触するのかも説明されていません。勿体なかったですね。
評価 星 ふたつ (原作を読んでから観ることをオススメします。そして原作を満喫したければ公式サイトは見ないで下さい。)
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あれだけの作品を2時間の映画にまとめるのは無理なのかもしれません。
ジョンヒは花を添えただけという感じでしたね。あれなら、出す必要はなかったような気がします。ま、飛行機から飛び降りる原作の設定はありえないけど……。
「ハリウッドを超えた」なんて宣伝文句は信じていませんでしたが、あんな映像でOKを出してしまう監督のイマジネーションのなさにも呆れます。
原作を読んで映像が浮かばないんでしょうか・・・。
本物の自衛艦やジェット戦闘機を使いながら迫力を出せませんでしたね。
つい先日レンタルDVDで「トップガン」を観たばかりなので情けなく思いました。
原作を読んでから行った人が「失敗した」みたいなことを書いていたのですが、
そのあたりはどうなんでしょう?
確かに、各人物の背景に関する説明がほとんどないので、不明な点などが
結構ありましたね。
(ジョンヒに関しては、いろんなブログでコメントされてるみたいです。
少なくとも、何でキスしてたのか僕にはさっぱりでした。(^^;))
どうせならとことん娯楽作品として仕上げてほしかったですが、原作もあるしどっちつかずということなんでしょうか。
たいして期待していなかった「ステルス」が面白そうに思えてきます(笑)。
作品として面白かったですが中途半端といわれればうなずきます。
若手のいい俳優さんたち使っているのに役柄がはっきりしてなかったし、原作を読んだ人たちはみんな×つけているみたいですね。
私は読んでなかったので○でした。
いつもトラックバックありがとうございます。
原作を読んでいなくても何となく端折り方が雑だなぁと思いました。脚本の時点でも切れないエピソードがあったのではないでしょうか。原作を読まないボクにはさっぱりの描写が何度も見られましたから。でも監督は思い切ってカットしちゃったんでしょうね。だったら物語を再構築するくらい、脚本を作りなおしたほうがいい結果が出たのでは?と思いました(^^ゞ
濃密な人間ドラマを描こうとしたのなら、もう少し各人物の人間関係をはっきりしてほしかったですよね。
原作未読な自分ですが、『ん?』と違和感覚える所は結構ありましたね。
既読な方はさぞかしがっかりな人多そうですね。
原作を猫も読んだ後の鑑賞でしたから、案の定。。。
って感じでした
映画は、映画ってことで、焦点しぼっていたら、もっと違う感想だったかも(笑)
駆け足で、ばっさり切り落とし、編集したダイジェスト版。とも言えそうな映画でした。
それでも、自分は、気に入りました。(馬鹿みたいですが、もう2回観ました。3回目も行く予定です)=笑ってやってください。
原作読んでます。意味不明なところや、気に入らないところがない、とは言いません。だけど、映像として観たかったという気持ちは満たされたように感じています。いいんです。傑作じゃなくても。これまでの「ローレライ」「戦国~」よりはずっと良かったと思えます。
今年に入ってからの福井三部作の中では一番デキが良いように感じました。ただジョンヒの描写が甘すぎたため、ちょっと意味不明の場面が多すぎたのではないかと思っています。
全体的に説明不足の感、あり、でしたね。