
映画は高校卒業後、少しずつ見るようになったんですが、邦画に関しては拒否反応が働いていました。文芸大作云々とかが嫌いで、ずーとここ4・5年前までは全く観てませんでした。(「失楽園」なんて食指も動かず、でも七人の侍とか椿三十郎等は好きです。)最近になって少しずつ拒否反応が薄れてきて観始めるようになりました。今度公開される「海猫」。主演の伊東美咲さんは今は亡きゲートウェイジャパンの頃からのファンなので興味はあるんですが、文芸作品の匂いがプンプン漂ってきてどうしようか迷ってます。
さて本題
DVDで「解夏(げげ)」を観ました。
原作はさだまさし・・・まっさんの短編小説。主演は「大沢たかお」「石田ゆり子」のお二人。原作の文庫は、出版された時に既に読み終えてます。
舞台は長崎。東京の小学校で教師の孝之はある日「ベーチェット病」という病を発症する。友人である医師から失明を宣告された孝之は恋人である陽子の父親に婚約破棄を申し入れ、故郷の長崎に戻ってしまう。事情を知った陽子は孝之の下を訪れ、二人は長崎を訪ね歩き始める。そんなある日寺で二人は一人の老人と出逢うことになる・・・。
作品のテーマは再生です。失明するという恐怖と戦うことを仏教の行となぞらえ、失明の瞬間、恐怖から開放されるその時を解夏(げげ)とし、新しい人生を再び歩み始める。人は日々生きていくうえで大なり小なり苦悩し立ち向かい乗り越えようとしますが、この作品はその過程を失明という切り口で描いています。
作品としては114分という尺は長すぎたかも。親子の愛、友情、教え子達との交流等、色々な要素を作品に詰め込んだが為に少し焦点がボケてしまったような気がします。主人公二人の愛、絆に絞って描けばもう少しテンポのある作品に仕上がったのではないでしょうか。途中目頭が熱くなるシーンはあったんですが、エンディングまでそれを維持できないもどかしさを正直感じました。日常を淡々と描く、この味付けは好きなんですけどね。
元々まっさんのファンですから曲は勿論知っているんですが、エンディングに流れるとやっぱりジーンときましたね。
評価 星 みっつ
公式サイト
・解夏@映画生活
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大沢たかお関連
石田ゆり子 関連
原作 解夏
さだまさし 書籍関連
映画を観てまだ原作を読まれていない方は、是非原作をお読みになられることをオススメします。
私もまた読みたくなりました。
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原作はさだまさし・・・まっさんの短編小説。主演は「大沢たかお」「石田ゆり子」のお二人。原作の文庫は、出版された時に既に読み終えてます。
舞台は長崎。東京の小学校で教師の孝之はある日「ベーチェット病」という病を発症する。友人である医師から失明を宣告された孝之は恋人である陽子の父親に婚約破棄を申し入れ、故郷の長崎に戻ってしまう。事情を知った陽子は孝之の下を訪れ、二人は長崎を訪ね歩き始める。そんなある日寺で二人は一人の老人と出逢うことになる・・・。
作品のテーマは再生です。失明するという恐怖と戦うことを仏教の行となぞらえ、失明の瞬間、恐怖から開放されるその時を解夏(げげ)とし、新しい人生を再び歩み始める。人は日々生きていくうえで大なり小なり苦悩し立ち向かい乗り越えようとしますが、この作品はその過程を失明という切り口で描いています。
作品としては114分という尺は長すぎたかも。親子の愛、友情、教え子達との交流等、色々な要素を作品に詰め込んだが為に少し焦点がボケてしまったような気がします。主人公二人の愛、絆に絞って描けばもう少しテンポのある作品に仕上がったのではないでしょうか。途中目頭が熱くなるシーンはあったんですが、エンディングまでそれを維持できないもどかしさを正直感じました。日常を淡々と描く、この味付けは好きなんですけどね。
元々まっさんのファンですから曲は勿論知っているんですが、エンディングに流れるとやっぱりジーンときましたね。
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今後ともよろしくお願いします。
確かにもうちょっとハイテンポでも良かったかな?
雰囲気は好きですね。
楽しみだな
僕は情緒あふれる長崎の風景を随所に取り込んだ映像がたまらなく良かったです。
まだ原作は読んでないんですが、楽しみですね。