
富山では今日から2週間期間限定上映の『バンジージャンプする』を富山シアター大都会で観てきました。
主演は『甘い人生』の「イ・ビョンホン」、そして今年2月急逝した『永遠の片想い』『スカーレット・レター』の「イ・ウンジュ」、共演に「ヨ・ヒョンス」「ホン・スヒョン」。
時間ぎりぎりで場内に入った為(もう予告編が始まってました.)気づかなかったんですが、終わって場内を見たら9割がた女性ばかりでした。ホールには次の回のための行列もできておりました。
1983年のある雨の降る日、国文学部の大学生『ソ・インウ(イ・ビョンホン)』の傘に一人の女性『テヒ(イ・ウンジュ)』が飛び込んできた。バス停までの短い時間会話も無く歩く二人、バスに飛び乗った女性に『インウ』は声をかけることはできなかった。彼女に一目惚れした『インウ』は翌日から二人のであった場所に通いつめるが再び彼女に出逢うことは無かった。
大学のキャンパスで友人たちと話していた『ソンウ』の前に一人の女性が通り過ぎる。雨の日の彼女だった。『インウ』は『テヒ』を追いかけ彫刻部の授業にもぐりこみ、モデルをさせられてしまう。恋に落ちた二人はやがて結ばれるが、『インウ』は兵役に付く為大学を休学、出発の日駅のホームで『テヒ』を待つ『インウ』だったが、彼女は二度と彼の前に現れることは無かった。
17年後高校教師となっていた『インウ』は、『テヒ』の魂をもつ人と再会するが・・・
この作品に関して語るにはネタバレせざるを得ません。(作品を未見の方は驚きが半減しますのでお気をつけください。)
とても考えさせられる作品でした。ある意味究極のラブストーリーの形なのかも・・・
チラシなどからの情報で輪廻を題材とした作品であるとは知っていましたがもっとシンプルなラブストーリーを想像していたので、良い意味で裏切られました。
仏教的な発想である輪廻転生。これまでも来世で結ばれることを願って死を選ぶ、といった形の作品は多数あったと思います。でも男女はそのまま生まれ変わるといった約束で描かれているケースがほとんどでしょう。しかし来世が必ずしも今生と同じ性で生まれ変わるとは限らないわけです。コロンブスの卵的な発想がこの脚本を書かせたのではないでしょうか。
生まれ変わったとき性が変わってしまっていたら、人は同じようにその人を愛せるのだろうか?そう問いかけているのかもしれません。
二人の出逢いを描いた1983年はセピア調の映像になっています。残念だったのは時間的な制約の為でしょうが、二人の結ばれたシーンはリアル(コミカル)に描かれていましたが、絆の強さを描くシーンが無かったこと。そういったシーンがあれば、再会のシーンがより生きたと思うのですが・・・
純情な大学生と妻子のある中年男性を演じた「イ・ビョンホン」の演技は見事です。純情でピュアな少年と生徒からの信頼も厚い中年男性、17年の時の流れを髪型を変えるだけで演じ分けています。そして生まれ変わった『テヒ』を見つけ苦悩する一人の男を演じきっています。
そして「イ・ウンジュ」。1983年初恋のシーンでの出演ということでしたが、今更ながら彼女のあどけない笑顔、そして美しさに魅了されてしまいます。キャンプファイヤーでの『インウ』が付いてくることに忍び笑いしている彼女はとても可愛く17年後の再会シーンはとても綺麗でした。
『オー!マイDJ』に出演している「イ・ボムス」が友情出演しています。この作品でもコミカル担当でした。
今生では一本の傘の下から始まった恋ですが、きっと二人は何度も転生するごとに巡り逢い愛し合ったのでしょう。傍目には悲劇的に見えるラストですが、輪廻転生が事実であることを知っている二人にとっては来世へのステップである事が救いです。
「イ・ウンジュ」ssiももしかしたら既にこの世に再び転生しているのかも・・・
評価 星 よっつ
公式サイトはコチラ
・バンジージャンプする@映画生活
「キム・デスン」監督と「イ・ウンジュ」の来日時インタビューはコチラ
P.S.1
「イ・ウンジュ」ssiの無邪気な笑顔と笑い声を聞くだけでまだちょっと現実を思い出して辛いですね。
P.S.2
明日は『大統領の理髪師』を見に行くつもりです。
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イ・ビョンホン
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主演は『甘い人生』の「イ・ビョンホン」、そして今年2月急逝した『永遠の片想い』『スカーレット・レター』の「イ・ウンジュ」、共演に「ヨ・ヒョンス」「ホン・スヒョン」。
時間ぎりぎりで場内に入った為(もう予告編が始まってました.)気づかなかったんですが、終わって場内を見たら9割がた女性ばかりでした。ホールには次の回のための行列もできておりました。
1983年のある雨の降る日、国文学部の大学生『ソ・インウ(イ・ビョンホン)』の傘に一人の女性『テヒ(イ・ウンジュ)』が飛び込んできた。バス停までの短い時間会話も無く歩く二人、バスに飛び乗った女性に『インウ』は声をかけることはできなかった。彼女に一目惚れした『インウ』は翌日から二人のであった場所に通いつめるが再び彼女に出逢うことは無かった。
大学のキャンパスで友人たちと話していた『ソンウ』の前に一人の女性が通り過ぎる。雨の日の彼女だった。『インウ』は『テヒ』を追いかけ彫刻部の授業にもぐりこみ、モデルをさせられてしまう。恋に落ちた二人はやがて結ばれるが、『インウ』は兵役に付く為大学を休学、出発の日駅のホームで『テヒ』を待つ『インウ』だったが、彼女は二度と彼の前に現れることは無かった。
17年後高校教師となっていた『インウ』は、『テヒ』の魂をもつ人と再会するが・・・
この作品に関して語るにはネタバレせざるを得ません。(作品を未見の方は驚きが半減しますのでお気をつけください。)
とても考えさせられる作品でした。ある意味究極のラブストーリーの形なのかも・・・
チラシなどからの情報で輪廻を題材とした作品であるとは知っていましたがもっとシンプルなラブストーリーを想像していたので、良い意味で裏切られました。
仏教的な発想である輪廻転生。これまでも来世で結ばれることを願って死を選ぶ、といった形の作品は多数あったと思います。でも男女はそのまま生まれ変わるといった約束で描かれているケースがほとんどでしょう。しかし来世が必ずしも今生と同じ性で生まれ変わるとは限らないわけです。コロンブスの卵的な発想がこの脚本を書かせたのではないでしょうか。
生まれ変わったとき性が変わってしまっていたら、人は同じようにその人を愛せるのだろうか?そう問いかけているのかもしれません。
二人の出逢いを描いた1983年はセピア調の映像になっています。残念だったのは時間的な制約の為でしょうが、二人の結ばれたシーンはリアル(コミカル)に描かれていましたが、絆の強さを描くシーンが無かったこと。そういったシーンがあれば、再会のシーンがより生きたと思うのですが・・・
純情な大学生と妻子のある中年男性を演じた「イ・ビョンホン」の演技は見事です。純情でピュアな少年と生徒からの信頼も厚い中年男性、17年の時の流れを髪型を変えるだけで演じ分けています。そして生まれ変わった『テヒ』を見つけ苦悩する一人の男を演じきっています。
そして「イ・ウンジュ」。1983年初恋のシーンでの出演ということでしたが、今更ながら彼女のあどけない笑顔、そして美しさに魅了されてしまいます。キャンプファイヤーでの『インウ』が付いてくることに忍び笑いしている彼女はとても可愛く17年後の再会シーンはとても綺麗でした。
『オー!マイDJ』に出演している「イ・ボムス」が友情出演しています。この作品でもコミカル担当でした。
今生では一本の傘の下から始まった恋ですが、きっと二人は何度も転生するごとに巡り逢い愛し合ったのでしょう。傍目には悲劇的に見えるラストですが、輪廻転生が事実であることを知っている二人にとっては来世へのステップである事が救いです。
「イ・ウンジュ」ssiももしかしたら既にこの世に再び転生しているのかも・・・
評価 星 よっつ
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P.S.1
「イ・ウンジュ」ssiの無邪気な笑顔と笑い声を聞くだけでまだちょっと現実を思い出して辛いですね。
P.S.2
明日は『大統領の理髪師』を見に行くつもりです。
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確かに、輪廻で性を変えた発想は一目置かざるを得ません。
書かれた記事を読みながらいろいろ思い出したのですが、
前半と後半は全くテイストが違ってましたね。
「輪廻転生」の思想を持っているからこそ、ほんとに自然にこの話が受け入れられるのだなあ、と思いました。
またこの映画、雨のシーンがとても印象に残りました。
確かに、生まれ変わった時に、性が変わってしまうということも当然ありうるわけですよね。それでもきっと見つけるし、そして愛し愛されるとなれば、究極の恋愛でしょうね。死をイメージさせる終わり方でしたが、でも、最後の二人の会話が明るくて、そして映像がすごく美しくて、救われた気がします。ウンジュさんは本当にいい女優さんだったのに、残念ですが、スカーレットレターが封切りされたようですので、またそちらも見てみたいと思ってます。
輪廻転生、しかも生まれ変わって性別が変わっていても愛してしまうという内容がとても興味深い作品だと思います。
主演女優のイ・ウンジュさん、この作品が日本で公開される直前に亡くなってしまったので、映画の内容が少し現実味を帯びているような感じがしました。
生きていたって、環境が変わってしまえば
愛し合うことが難しいのに
生まれ変わっても、また愛し合えるなんていいな。
そして、最近雨が降るとかさに飛び込める人を探しちゃおうかなとおバカな事考えます^^;
そーいえば、「甘い人生」は病院の帰りでしたよね。
その後お体、いかがですか?
思わぬ展開に少し引いてしまったのですが・・・汗
奥が深い映画なんですね♪
TBありがとうございました
>うりうりssi
実はこの日も病院に行った後に見に行っております。
今日も大統領の理髪師を11時の回で観てきたんですが、家に帰ってから体調はイマイチです。
明日にでもゆっくりレビューをupしようかなと思ってます。
それと今ふと思ったんですが、もしちゃんと女の子に生まれ変わっていたら、「良かったね~」って結ばれるエンドだったんでしょうか?
それも違う意味で危ないような・・・。
次は「異性で同年代」に生まれ変われるといいんですけど。はてさて?
あ、でも、男になって来ないでほしい・・・
この記事はこちらからTB反映されません・・・ご了承を。