「ヴィレッジ」に続いては、「エレファント」です。
この作品の事に関しては、ホント何も知らなくて、昨日ファボーレの時間表を見て繋がりの一番よいこれにしました。
この作品はカンヌを取っている作品だそうです。モチーフは「コロンバイン高校」。こう書けば大抵の方は想像が付くと思います。
結論からまず書くと、カンヌを取ったとおり玄人受けする作品だと思います。でも裏を返せば絶対に一般受けしない作品でしょう。
アメリカの高校を舞台に、事件にまつわる高校生達を、時系列非連続的に、かつ断続的に、そして次々と焦点となる人物を変えながら画が進んでいきます。過度な演出はせず、あたかも家庭用カメラで取ったと思わせるカメラワークでリアル感を出していきます。
ストーリー自体にはメッセージ性は何も無いと思います。普通なら描かれるであろう何故高校生二人が犯行に走ったのか、何故学生達が標的となったのか、一切説明されていません。しかしながら作品全体としてみた場合、今の病的とも言えるアメリカの現実を映し出し、強くメッセージを投げかけてきます。
正直一度観ただけでは繋がりが分からなくなってしまいます。でも二度見たくなるようなテーマではありません。
印象に残った犯人二人の台詞があります。
シャワールームで「今日、死ぬんだな。」自分達がこれから何をしようとしているのか、結果どうなるのか判っています。
居間でのナチスのテレビを見て「あの鉤十字の旗買えるのかな?」「ああ狂ってたら買えるよ。」狂っているものは自分を狂っているとは言いません。
オープニングとエンディングの青空は綺麗でした。あれは何を意味するのでしょう。事件が起ころうとと起こるまいとかかわらず時間は過ぎていく象徴でしょうか。
題名「エレファント」の意味がわからなかったのですが、コチラに的確な説明がありました。
評価 星 みっつ
彼氏・彼女と観る作品では決してありません。
・エレファント@映画生活
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この作品はカンヌを取っている作品だそうです。モチーフは「コロンバイン高校」。こう書けば大抵の方は想像が付くと思います。
結論からまず書くと、カンヌを取ったとおり玄人受けする作品だと思います。でも裏を返せば絶対に一般受けしない作品でしょう。
アメリカの高校を舞台に、事件にまつわる高校生達を、時系列非連続的に、かつ断続的に、そして次々と焦点となる人物を変えながら画が進んでいきます。過度な演出はせず、あたかも家庭用カメラで取ったと思わせるカメラワークでリアル感を出していきます。
ストーリー自体にはメッセージ性は何も無いと思います。普通なら描かれるであろう何故高校生二人が犯行に走ったのか、何故学生達が標的となったのか、一切説明されていません。しかしながら作品全体としてみた場合、今の病的とも言えるアメリカの現実を映し出し、強くメッセージを投げかけてきます。
正直一度観ただけでは繋がりが分からなくなってしまいます。でも二度見たくなるようなテーマではありません。
印象に残った犯人二人の台詞があります。
シャワールームで「今日、死ぬんだな。」自分達がこれから何をしようとしているのか、結果どうなるのか判っています。
居間でのナチスのテレビを見て「あの鉤十字の旗買えるのかな?」「ああ狂ってたら買えるよ。」狂っているものは自分を狂っているとは言いません。
オープニングとエンディングの青空は綺麗でした。あれは何を意味するのでしょう。事件が起ころうとと起こるまいとかかわらず時間は過ぎていく象徴でしょうか。
題名「エレファント」の意味がわからなかったのですが、コチラに的確な説明がありました。
評価 星 みっつ
彼氏・彼女と観る作品では決してありません。
・エレファント@映画生活

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ただナチスのテレビを見ているシーンとかは余計かなって気がしました。
あそこまで極力削った人物描写だったのに、あのシーンでいきなり先入観を植え付けられるみたいで。
ゲームのシーンも然り、こんな事やってるから殺人を犯すような人間になるんだ的なメッセージだったら本当に余計です。
ただこんなに静かな映画は久し振りに観た気がして、良かったです。
一度見ただけじゃ難しい作品だと思うけど2度見ることも難しいですね。
でもこの映画みてよかったです!好きです。
残酷だけど繊細でゆっくりしていて、怖い。。。
ガス監督の作品をもっとみたいなと思いました。
「ボウリング・フォー・コロンバイン」とは全く対照的な切り口で事件を描いた作品でしたね。
こういう静かな演出でここまで事件の異常性・残酷性をきっちり描けるというのも凄いと思いました。
自分もTBさせてもらいます、またヨロシクw。
ところで、こちらのHPにて「エレファント」の意味を参考にさせていただきました。どうもありがとうございました。
なんだか息苦しさを感じてしまいました^^;
でも、心に残ってしまったのは確かです。。
TBさせて頂きました。