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意外と奥が深い介護の仕事について

介護職で提供する身体介護と生活援助の違い

2021-11-15 03:24:39 | 介護職

介護職の中でも訪問介護に携わる場合、自宅で暮らす高齢者に向けた「身体介護」および「生活援助」の介護サービスを提供することが仕事となりますが、それぞれどのような内容でどういった違いがあるのでしょうか。身体介護とは、利用者の身体に直接触れて行う介護サービスを指します。具体的には、排泄や入浴、着替えなどの介助だけでなく通院や外出時の身体の介助などが挙げられ、これらは利用者の日常生活動作の向上やそれによる意欲向上を目指しサポートすることを目的として提供されます。また、身体介護には経管栄養や喀痰吸引など専門的な知識および技術を必要とするものも含まれるのが特徴です。

これに対し、生活援助とは利用者の日常生活の手助けを行う介護サービスを指し、具体的には、掃除や食事の準備、洗濯など一般的な家事で自分で行うことが困難なものを手伝うことが仕事内容となります。生活のサポートという点で身体介護と定義が似た部分がありますが、身体に直接触れる介護サービスであるかが両者の違いのポイントといえます。これらには基本的に介護保険が適用されますが、本来利用者が自分の生活のために行う一般的な家事ではないものは除外されるため区別が必要です。例えば、ペットの世話や利用者本人の生活スペース以外の掃除などがこれにあたります。訪問介護の業務を行う際には、身体介護にあたるか生活援助にあたるかを理解しておくことで適切なサービスを提供することができます。(あなたにおすすめしたいサイト>>>介護職の基礎知識「身体介護」と「生活援助」の違い