今朝、庭に出ていると一台の車が目の前で停まった
降りて来るなり満面の笑顔で『久しぶりじゃのぅ』と年配の男性
全然見覚えが無い
ぽかんとしていると帽子を脱いで『わしじゃ、わしじゃ』
それでもわからない
もしかしたら新手の押し売りなんて事も思いつつ、
話を聞いていると、春ばあちゃん(義父の実母)のいとこ
アンドリューが叔父さんの所で働いてる時に面識があるらしい
でも、でも、あたしとは直接会った事がないらしい事もわかった
『久しぶりじゃのぅ』と言ったのは私にではなく、
昔よく訪れていたこの家に言った言葉だったのだろう
家をリフォームをするための大工道具を
目的の物が見つかり、
後日アンドリューに許可を得てから取りに来るそうだ
若い頃、修業した場所に久しぶりに来たからか上機嫌で
私が全然知らない頃の懐かしい話をひとしきりして
一旦帰りかけてもまた思い出し、そういえばこんな事もあったと
何度か繰り返し、最後は『長々と古い話をしてすまんかった』と
名残惜しげに帰って行った