お昼頃だったかな。
外から玄が変な声で鳴いているのが聞こえた
喧嘩だ。
…
でもいつもとちょっとだけ感じが違う。
それを察したゴンザレスが急いで外へ出て玄を探した。
ここのところ、3匹ほどよその猫達がうろついている。
今日の喧嘩相手は玄と同じ柄の猫だったらしい。
ゴンザレスが見つけた時に玄はもう自転車の影で小さくなっていた。
いつもなら喧嘩の時は尻尾がコップ洗いブラシのようになっているけど
今日はお尻の方にギュッと巻いたままだった。
ビビッてしまって動き出すのも怖がっている感じだった。
負けを認めてしまったのだろう、おしっこがダダ漏れだった
こんな玄は初めて
気持ちをほぐすためにもブラシでブラッシングしながら、
ケガを確かめたけど、ないようだった
家に帰り、ケガを治す時にそうするようにソファで小さくなって眠っている。
わかっているのだろう、他の猫達は誰も寄ってこない。
早くいつもの玄に戻ってね。
我が家内では誰もが一目置いてる存在だけど、外に出たら
もうそろそろ自分がお年寄りなんだって事に気付かないとね。