適材適所な開発言語

各開発に最も適した言語を知る。

AI開発に使用される開発言語

2021-07-30 14:41:17 | 日記
近年、急速に広まりを見せているのが、AIの存在です。ロボットはもちろんのこと、家電や車にも、AIが備え付けられたものが出てきました。そもそもAIとは、人工知能とも呼ばれ、人間と同じような思考を再現したシステムとされています。
こうしたAI開発に欠かせないのが、なんと言ってもプログラムを組むためのプログラミング言語です。AI開発に用いられる言語には、JavaやJavaScript、C++、Matlabなどが挙げられますが、なかでもオーソドックスなのがPythonです。
Pythonには大きく2つの特徴があり、まず1つ目にはコードがいたってシンプルなことが挙げられます。また、インデントが必須とされている分、他言語より可読性が高くなりやすいこともポイントです。使いやすいプログラミング言語なので、まったくの初心者にもおすすめできます。
そして2つ目の特徴として挙げる、フレームワークやライブラリが豊富に用意されている点が、AI開発でPythonがもっとも多く利用される理由に関わってくると言っても過言ではありません。もともと、Pythonは科学技術計算を得意としていることから、特に機械学習に関するライブラリが数多くあります。そのため、AI開発において効率や開発のしやすさを考えたとき、Pythonが選ばれるのです。
以上のことから、AI開発に携わりたいエンジニアは、Pythonを習得して間違いはないでしょう。AIの広まりに伴って、需要がさらに増加する可能性も高く、将来性のある選択肢と言えます。

ERPシステムとデータ管理で使われる開発言語

2021-04-30 02:56:38 | 日記
データの取り扱いが重視されるようになってから、ERPシステムの開発のあり方にも変化が生じてきています。ERPシステムの開発当初は、COBOLが主流となっていました。プログラミング言語の中でもデータベースの取り扱いが比較的得意なことに加え、習得が容易なので扱えるエンジニアやプログラマーが比較的多かったからです。
簡易な業務システムについてはPHPで開発されたものもありますが、本格的に大きなデータベースを使うことが求められるERPシステムの開発ではあまり使われなくなっています。高度なデータベース化が進むにつれて使用される開発言語が変化し、実際に運用されているERPシステムではJavaとRubyが中心的になっているのが現状です。
どちらの言語も汎用性が高いことから多くの現場にカスタマイズしやすいという点でもメリットがあり、急速に市場を広げています。
しかし、AI技術が発達した影響を受け、また新たな変化が生じてきています。
ビッグデータの取り扱いが必要な現場ではAIの導入が有効だと考えられるため、Pythonベースのシステムが活用される傾向が生まれてきています。ただ、システムを構築する上ではPythonのみでは難しい場合もあり、C言語やJavaと組み合わせて開発されていることも珍しくありません。AIを活用するERPシステムの開発をするときにはPythonを利用するのが便利なのは確かなので、ユーザーのニーズを考えてどのような開発言語の組み合わせにするかを検討することが重要になっています。

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