自転車の「サドル」は、全長の中心位置(前輪軸と後輪軸までの中間距離)より後部に装着されているので、荷重が後部にかかった状態で乗ることになる{後方位置(重心)乗り}。
ところが2013年に、自転車の乗り方を教える「やまめの学校」の存在を知ったのです。ここで教える乗り方は、中心位置に”重心”をもってくる{中心位置(重心)乗り}で、堂城いわく”おじぎ乗り”と命名されている。そこで、対照的な二つを比較してみた。
※以下は、前傾姿勢で乗る”スポーツ系バイク”を対象としています。
※参考資料・・・インターネット上の、達人らしき人、youtube動画より抜粋する。
上欄は、”後方位置(重心)乗り”・・・骨盤を立て(こう表現されてるが骨盤を後傾している)、お腹を凹ます姿勢で、背中はゆるやかなアーチができる。
下欄は、”中心位置乗り”・・・股関節より曲げる姿勢なので、自然と背中は真っ直ぐになるはず。
14・ペダルにかかる体重
★後ろ足に体重かかる(よって、ピンデングペダルで引き上げることとなる)
★前足に体重かかる(後ろ足の荷重ぬける、引き足は使わない。堂城は”軸”を外さないためピンデング使用している)
13・上死点、下死点
上死点(膝が一番上にくる)は”?”、下死点”6時前”、体重が後ろ足にかかるので、ペダルを24時間まわす、ピンディンにより引き足を使う
上死点(膝が一番上にくる)1時過ぎ、下死点7時過ぎ、体重が前足にかかる、後ろペダルに荷重かけなければ、ペダルを踏まなくても自然に回る(荷重移動が難しい)、ペダルは回さない、引き足は使わないが、”軸”を外さないため「堂城」はピンデングをはめてる)
12・深い前傾姿勢の意義
空気抵抗が低減して速く走れるから。
前傾が深くなるほど「軸」がズレない、かつ、前足に荷重がかかりやすいので速く走れる、また転倒しても、浅い前傾での転倒よりダメージが小さいはず。
11・ピンデングペダルの意義
「引き脚」が使える、よって360度回転のクランクに終始トルクがかる。
「軸」を外さないため。(「軸」については、やまめ座学”youtube”に説明あり)
10・車道を走る
車両に目立つ服装。道路端は、ガラス片や石ころなど障害物が多いし他の車両に目立つよう、車線の中央部を走ったほうが安全である。
道交法を厳守し、他車両に迷惑かけないこと。「安全に楽に走れる」が”やまめ乗り”のモットー、顔は前を向いてるので100m先の障害物などにも発見でき対応できるはず(早めのブレーキ)。また、赤信号停止を嫌がり守らない人が見受けられるが、むしろ頻繁に「走る→停止」を繰り返したほうが、インターバルトレになり、心肺活動にも有効である。
9・下り
前輪に荷重かかるので、後ろに荷重かけるため上体を起こすことで、空気抵抗が増す。よって「ブレーキ」を使わないで減速できる。
サドルの後部に座り(必ずサドルの上に座ること→安全上)、前傾姿勢を、思いっきり深くして重心を低くすること(安定する)で”ニュートラル”に位置できる。”下り”での事故は命をなくす・・・、前後のブレーキ比率を間違えて、急ブレーキかければ転倒する危険大。”お辞儀乗り”のブレキ比率は、常に”前5-後5”なので咄嗟の急ブレーキも迷わない。
8・コーナーの曲がり方
腰を浮かして体重を外側かける コーナーに入たら車をコーナー内側に傾ける。
不安定な二輪で、かつ 極細のタイヤ→信頼できない(転倒の危険大)、よって外側に荷重かけない。曲がるときは、下ハンドルを持つ(肘が曲げた状態なのでスムーズに曲がれる)”やまめ乗り”の重心位置は、常に、ニュトラル。当然、前後輪のブレーキ比率も「5-5」である。
7・ギア
軽い「ギア」で走る(理由:疲れない。重い「ギア」だと「膝」を痛めやすい、また「足」が太くならない。
重めの「ギア」で走る(理由:重心位置に乗れば、重めの「ギア」でもスルスル走る。重いほど「慣性」がはたらく。
6・ハンドルの長さ
「肩幅」を基準として長さを決める(理由:短いほど「空気抵抗」を抑えられるので高速となる。短いと、「人ごみ」を走り抜けやすい。
肩幅より長いのを推奨(理由:バランスが取りやすい。長いほど呼吸が楽。短いと、強く押したり、引きつけたりの悪い癖がつきやすい。「ペダリング足」が、両腕の内側に余裕で収まるので、不健康な「内股」でのペダリングが回避できる。
5・ブレーキ前後の比率
前=7 後=3 (理由:後部の荷重が大きいため)。
常に、前=5 後=5 (理由:平坦路も、上り、下りも、重心はニュートラル位置で乗ってるから、)。とっさのブレーキに対応できる。
4・「スポーツ車」を買うなら
軽くて、車輪が細いもの (理由:転がり抵抗が少ないので、早く楽に走れる)
大きめのフレーム、長めのフロントセンター。(理由:車軸の内に、身体が収まることで安定する。)
車体の重量や価格で選ばない(上に乗る人間のほうが、はるかに重いので、「軽い自転車」ほど乗りこなせるのは難しい。軽いほうが早く走れるわけではない。)
参考:youtube動画で、ヒルクライムレースで走ってる、奇抜な恰好のキクミミさんは、14Kg(コメントより)のママチャリ!!・・・で、次々に追い抜いていますね。」
3・ペダリング
上死点「12時」から、ペダルを前へ押すようにしてからは、「円」を描くように「ペダル上の足」を回す。「6時」から「12時」まではピンデングペダルによる「引き脚」を使うので、四六時中前進トルクかかり、ロスない完璧なペダリングとなる。
クランク「膝」が一番上にくるのは1時、下にくる7時、ペダル上の前足に体重が、かかっているので、ペダルは自然に回る。膝が一番下は7時だから、後ろ足の荷重は後方に跳ねるはず(推進力となる)。 例:カンチェラーラ選手は、後ろ足を跳ねた走りが上手である。
2・著書
ラクダのコブのある自転車乗りになりたい(エンゾ早川) Amazon定価1,680円
自転車の教科書(堂城 賢) Amazon定価1,470円
1・乗車姿勢
骨盤を立て前傾、お腹を凹ませ、大きなボールを腹の内側に抱いたイメージ姿勢とる、当然に背中は、ゆるやかなアーチができる(ただし”猫背になってはいけない”)、熟練者は、背中に2つの「コブ」ができるとあり。(理由:空気抵抗を減らし、力を入れやすい)。
股関節を曲げ前傾、腹は凹まさないので、背中は真っ直ぐなる(理由:腹を凹ますと→呼吸が苦しいし(有酸素運動にはならないと思う、また骨盤が後傾になるので猫背になるはず→不健康)。