YOSHIBO気まま風景スケッチ

イエメンプロジェクト(8-6)異郷の地に親子の絆を感ず

    

     スケッチ中に現れた羊

 

1982・6・11(金)

休日。朝食後子供達からの手紙を読む。読んでいるうち胸が熱くなり、いささか目頭が熱くなるのを禁じ得ず。親子のきずなの深さ改めて感ず。しばらく留守にすることで小学生の子供心にも淋しさを感じている事、普段接していれば何も思わぬが異郷の地で長い間別れて暮らすこと、互いに目に見えぬきずなで結ばれていることを再認識。このAmran Siteに来ている多くの人達もまた皆同じ思いであろう。そういう事への配慮はPMとしてやらねばと思う。

夕方運動不足解消と気分転換を兼ねてQuarry方面へ散歩。スケッチブック持参。Crusher 近傍で子供達4~5人が遊んでいる。女の子が多い。その身軽なこと。頭からかぶっているチャドルがひらひら風になびいてまるで妖精が舞うが如く。Disposal Area近傍でスケッチ(イエメン農村風景 以前投稿参照

穀物入れの石づくりのサイロを主体に。たまたま羊を連れた二人の子供が通りかかり、我の描くスケッチに見入る。描き終わると「タマム!」(OK)と叫ぶ。

帰路Housingに寄り、ODM、Oセメントメンバーと談笑。夜O所長の部屋にてウイスキーを飲みながら談笑。時間のあった休日。これも残すところあと1か月。火入れまでまさに30日しか残らず。

秒読みの段階に入った。

イエメンプロジェクト8-7に続く

 

過去のイエメンプロジェクトのブログはこちらより

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