東京は7/31より夏休み入り・・
.1982年7月30日(金)
東京は7/31より夏休み入りとあって、昨日のTel. TLXに対するResponse 続々と入る。
問題のF炉内コーチングについてはKDMと焼成Gよりの意見、双方若干異なれりも、これらを統合して今後の方針は決まった。
この問題で現地でfollowする人間は実質我一人故、こんな時東京Sideの意見はありがたい。矢張り一筋縄ではいかないこのプラントそしてコミショニング。しかしこれこそ仕事の本髄。
こんな時秩父でのSF開発/フラーのNセメントの運転の経験が役に立つ。特にNセメントの出張報告書は貴重。今回の出張で持参した原料関係の資料も、これで役に立つというもの。思い切って持ってきて良かった
午後power PlantのMsの8月2日帰国につき引き継ぎなどの問題で彼と話し合う。最近来現のUさんとの引継ぎは実質1週間に満たず、彼らが帰った後の運転は心配なれどやむを得まい。
これ、時の流れなり。
7月31日(土)
早朝、F炉関係の改造打ち合わせをF氏と。その後Sanaa officeへ。
東京のKDMとデイーゼルのKSMへTel。F炉Coatingの一件、cpoが初めての模様(バーナー廻り、最下部リング)にて被害者のようだとはKDMの言。M氏の帰国スケジュールも予定通りにて解決した。
浦和のHさんより手紙拝受。このように意見を述べてくれる人は今の我のまわりで、数少ない。精神的支えになる。“孤独に耐え、アラブの仕事を楽しめ”・・・と。
夜、SHERATONにてK氏らと夕食。Uさん他O/O/Y/S氏らと。
主たる話題はOperation /Management Service の体制の件。彼、我が社のメンバーに囲まれ、防戦(?)一方なるも、適当にあしらうところはうまい。
8月1日(日)
SANAAよりアムランに戻り、10時30分よりSite Regular Meeting。
いささか今日はExite し血圧上がれり。会議はもっと冷静にやるべし。
午後も打ち合わせ、会議の連続だ。
プラント一巡。F炉入口下部ダンパーの改良、先端のハネ上げもCutすることにした。
このためキルン火入れは一日延期、8/3よりと決定。やるべきを十分に処置してstartすべし。
8月は勝負の月。今度の運転でこそ性能テストに持っていきたい。
今日からカレンダー替わり。8月に入った。
イエメンプロジェクト8―24に続く。