夫婦別姓・・(4)
戸籍制度があるのは世界で四ヶ国
日本
台湾
中国
韓国
韓国の戸籍制度
韓国では、中国伝来の戸籍制度がありました。1909年に民籍法が施行されました。1910年に日本が韓国を植民地化したとき、民籍法に基づき親族関係の調査が実施されました。
1922年に朝鮮戸籍令が公布され、韓国で本格的な戸籍簿が作成されました。朝鮮戸籍令の戸籍の形式は、日本の戸籍と同様でした。1990年代後半より、戸籍簿の電子記録化が開始され、2002年に、電子化が完了しました。これ以降、韓国のどこの役所でも、戸籍謄本の取得が可能になりました。日本でも、韓国大使館や韓国領事館で、韓国の戸籍の取得が可能です。
2007年12月31日、韓国の戸籍制度が廃止されました。従って、2007年12月31日以前生まれの人には戸籍がありますが、それ以降生まれの人には戸籍がありません。
<JAPAN PI参照>
日本だけの制度か?他国の戸籍事情
世界的には、日本と台湾の戸籍制度は非常に特殊で、家族単位で個人情報が管理される形式は他に類を見ないものです
日本の影響を強く受けた台湾は、今でも日本とほぼ同様の制度を維持していますが、中国は既にこの制度を廃止しており、国際的には日本と台湾だけがこの形式の戸籍を持つ国となっています
台湾の戸籍制度は、日本と同じく出生、結婚、死亡などが詳細に記録される家族単位のものであり、国民の権利や生活に密接に関わっています
一方、中国では都市化の進展とともに「戸口」制度が見直され、家族単位の管理から個人単位の登録制度へと変わっていきました
中国の「戸口」制度では、都市と農村で住民の権利や義務が異なり、居住地に基づいた管理が続けられています
こうした背景を考慮すると、日本と台湾の戸籍制度は、アジアの中でも特に独自の社会構造や文化に根付いたものとして際立っています
<Evryday Life参照>
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