理系おやじの最縁素 サイエンス

昭和30年代、北九州市生まれの住人の主張です.猫タイプ人間。

今の日本人を示唆している。

2008年04月29日 | 自営業の独白
悪魔のささやき (集英社新書)
加賀 乙彦
集英社

「江戸時代から、お上のする事に疑問を抱かない習性の庶民」
 ・・・・これが、今の日本の現状を如実に表していると、著者は語ってます。
まさに、江戸時代からの習性・・・・明治維新も、庶民からではなく、下級武士からの革命であり、本当の意味では、市民革命ではなかった。この国の個人主義は、間違った方向に行っている。

 一斉に皆が、同じ方向へ向かっていく国民性も、本当に「個」というものが育ってきていない怖い状況です。みんなで渡れば怖くない習性は、過去から培わられてきたものでしょう。

 これからの日本人への提言が、最後に書かれています。今の時代には、ぜひ読んでおくべき、書物です。

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1 コメント

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今晩は (Otama)
2008-05-11 23:59:48
先ほどは、ご訪問して頂き有難うございました。
仔猫へのエール、心強く受け取りました。

皆で渡れば怖くない>この心理は、他人もやってるから自分だけが悪い訳ではない。
個人というものが確立されていない日本人特有の
集団心理ですよね。

連帯責任といった他人を巻き込んでの責任の取り方が
慣例化されているのも『個』という文化のない
日本人特有のものが根底に有るからなのでしょうか。

・・・にしても近頃、変に『個』を主張される人々が
増えていますが、自己責任の無い『個』を主張されているように見えるのは穿った見方でしょうか。
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