おいしいたまごやき

31歳大雑把だけど料理するのが大好きなOLの生活記録。
鈴虫寺の幸福地蔵様、私のところに早く来てくれるといいな。

ありがとう

2005-03-01 00:39:16 | 徒然なること
先週、私は恐ろしく気分が悪かった。
理由は皆さん御存知のとおり…。

あれからどうにも身体全体の調子が良くない。あまり良く眠れないし、そして食べれば吐気をもよおし、今日も一日中ガスター様のお世話になっていた。

今日は朝から電車で吐きそうになり、余程帰ろうかと思ったけど、今日付けで今の社長が退職されて、新しい会社へ移る事になっていて、会社全体の社長の送別会があったのと今日はアメリカに先週一週間ずっと出張に出ていた上司が帰ってくる日だったので、這うようにして出勤する。

上司に朝
「ミーティングしよっか。ぼーっとしててメール読んだけどうろ覚えなところあるから」
と一時間ほど呼ばれて、今日はお互いのデスクではなく、会議室で確認をする。

上司がおもむろに
「先週、何かあったのか?」
と私に声をかけてきた。

その後
「先週電話に出たときの声がずっとおかしかった。確かに俺は君の声が電話で通り過ぎて耳が痛いとは言った。(私の声は普通にしゃべると部屋の端から端までクリアに聞こえるほど良く通る声なのです)でもトーンを落としたからあの声になったんじゃないだろう?先週は体調が悪かったのに無理してたのか?それとも誰かに何か言われたのか?」
と。

泣きそうだった。
自分の親以外で私の声のトーンで私の様子がおかしいことに気がついたのはたぶんこの人が初めてだと思う。
一緒に働いていた同僚すら私の調子の悪さにはあんまり気がついてなかったのに。
(金曜日にあまりに真っ青な顔をしていたらしくようやく気付かれた模様)

前の会社では私が不眠症にかかっていることを誰も気がつかなかった。
その前に自律神経失調症で薬を大量に飲み、ごまかしごまかしやってることも誰も知らなかった。
私が自己申告するまで誰も気がつかなかった。

それに、私に会ったことがある人は解ると思う。
外では私はあの調子でいつでも笑っている。
苦労が顔に出ないタイプだし、自分の弱いところは誰にも見せない。

ほんとに彼は自分自身で
「自分のことしか考えてないから」
と言ってしまうほどホントにわがまま放題やりたい放題。
口は悪いし、すぐ毒づくし…。
こっちは聞いてて冷や冷やするようなことを態度にも口にも出す一匹狼、俺様タイプの上司。
周りの同僚は
「よく泣かずに仕えてるよね…」
と言うほど仕事には厳しいし、要求するレベルもかなり高い。
(でも自分はかなりいい加減でみんなにフォローされていることに気がついてないんだけど)

この一ヶ月、私は私なりに業務の改善提案を出し、ぼんやりと描かれた彼のビジョンを少しずつクリアにしていく作業をやってきた。そしてきっとまだまだだとは思うのだけれど、この一ヶ月、私が自分なりに取り組んできたことを評価してくれていることも知った。

「これからも自分でこれと気がついたことがあればどんどん提案しなさい。でもオーバーワークになると君も大変だし、俺も大変だから、やるかやらないかと、納期は俺が決めるから」
最後に彼はこういった。

私はこの人が自分の上司で良かったと心からそう思った。
この人はなんだかんだ言いつつも最後は私の存在を認め、私を守ってくれる存在なのだ、そういう気持ちを持って私と接しようと努力してくれているんだということを感じられてうれしかった。

また明日になったらいい加減すぎる彼の仕事のことでぎぃぎぃってなりそうな気がしてこの気持ちを忘れてしまいそうだから、ここに忘れないように書いておこう。

気付いてくれてありがとう。