葉月は小児診療内科にて

葉月は、小児診療内科を受診した。
まずは、体重測定をした。
看護士が余りの体重の増加にビックリして体重計が壊れているかもと本気
で勘違いし、母親が呼ばれた。
そこで、まずは、体重の増加は間違いないことを伝えた。
拒食症だった子供の体重が、10Ｋｇも一週間で増えていれば、看護士も
驚いただろう。
その後、親子で医師と話をした。
葉月は、医師の言葉を聞きながら、落ち着いて体重の増加のことも受け入れ
ていた。

それから、親だけとなり、心配事について、説明を受けた。
一番心配しているのは、また、いつか拒食症になるのではないかということ。
それについては、それぞれの子供たちで違いがあり、見守っていくしかないと
のことであった。
来週は爺ちゃん、婆ちゃんに来てもらうか、またパパとママが交代で休みを取
るか考えなければいけない。
体重が増加した時、そう、今が、一番本人は不安定であるとのこと。
それを考えるとそばについて見守っているべきだと思う。
もしかすると、ここを普通にクリアしていけば、回復に向かうかもしれない。
長い休暇は職場に迷惑をかけるけど、今は葉月を回復させることが親としての
最大のつとめだと思う。