完成形・母 には程遠い。

色々なことばに支えられて、私は子育てしてきました。

肩の力を抜いて行動するための、ありがたい先輩お母さんたちの言葉です。

思い出した一つ…

赤ちゃんは簡単に死なないから

ちょっと乱暴なことばですけど…
この言葉に…実はとっても助けられました。
これは、子供を粗末に、乱暴に扱ってもいいということではなく

案外丈夫だから心配しすぎず育てていけばいい

ということでした
熱が出たり…大泣きして眠らなかったり…ミルクを飲まなかったり…
そんな時も、あの言葉があったから…落ち着いて考えて行動できたように思います。

完成形・母 には程遠い。

夜泣き。

当たり前と言われればそうかも。
生まれてから数ヶ月…
淡々と過ごしてはいたものの
やはり夜泣き、夜中のおむつ替え…
無表情でやっていたと思います

ここはなかなか楽しんで出来るもんじゃない。。。
昨日はすんなり夜泣きおさまったけど
今日は1時間おき…
今日は２時間おき…
と思ったら
翌日はまた1時間おき…
のしばらく繰り返し…
電気つけて、眠気がとんだら困るから
暗がりで授乳おむつ替え…
はいはい、わかりました。。。
やります、やります…と心の中で言ってました

半年後…自然と卒乳をしたら…
夜中、起きずに朝まで寝るようになりました。
それでも、たまーにまだ暗い早朝に起きることがありましたが
泣くわけでもないので、ほっておいたら
しばらく部屋の中をぐるぐる動き回って
気が済んだらまた寝る、という行動をしていました。
徘徊？
そんな夜中の戦いも1歳を迎える頃には
終わっていました。
懐かしい出来事
とは思いますが、もう一度あのような時間を過ごすのは…
ムリです

完成形・母 には程遠い。

私は…
母であることに
完璧を求めるのはやめようと思いました

そして色々な人の話に耳を傾けようと思いました。
仕事関係
周りの友達
父母
義父母
皆、それぞれの経験を経て…
子供のこと
子育てのこと助言・情報をくれました。

色々な考え方と育て方を聞いたので
とても気楽に…気楽にというか
どーんと構えて
乳幼児期の少年と生活できていた気がします。

人によっては、情報をたくさん入れすぎると混乱して良くないという考え方もあると思うのですが…
私はとっても助かりました



自分の子供の育児書はどこにもなくて…
結局、自分の子供と向き合って
自分の子供にあった育て方・接し方を見つけて
漸くうちの子供の育児書ができるのではないかな～と。
でも、そのためには色々な方の体験談・話も聞いて…試して…
自分の子供にあった接し方が少しずつわかってくるのではないかな～と。

そんなことぼんやり考えながら日々過ごしていました。

完成形・母 には程遠い。

母になる…
という意識は全くなく…

そう、母になるという意識の部分から見ると
私は全くの落第生
でないかと…

以前テレビで
子供は神様からの預かり物…
所有物ではない…
という言葉を聞きました。。。

あ～、そうか、、、そうだよな～と。
そう思うと…親という責任より…
預かり物…
丁寧に…
自分なりに…
自分の意見を押し付けず…
育て…
そして共に成長していきたいと思いました。。。

預かり物…
物って言い方は少々乱暴な気もしますが…
ここではそう言わせてください
自分の子供って思うと
すごく責任が重～くのしかかってくる感じがするのですが…
預かり物って思うと…
しかも神様の…って思うと…
少し客観的に…
冷静に…
大泣きする赤ちゃんを見守ることができたような気がします。

元々、楽観的ではあるので
赤ちゃんが出来たとわかった時も
不安というより…
なるようにしかならない
なんとかなる…
まさに…
案ずるより産むが易し
と、思いながら妊婦生活を送っていたように思います。

この感覚のおかげで…
私の乳幼児との生活はわりと淡々と過ごしました

完成形・母 には程遠い。

ちいさいせなかと私の手のひらにおさまるちいさい手を見ながら生活していたつもりが…
気づいたら
目の前にせなか、見下ろされるアタマ
的状況。
手をつないで連れていたはずが
肩を組まれて連れられてる感。。。

笑うしかない

なんにも考えないで…
いや、むしろ考えないようにして
育てるというより
共に育ち、生活してきたつもりですが…
やはり…
元気に笑って成長していることに感謝の日々です。




少し、昔のことを思い出す余裕が出てきたので…
見下ろされるアタマまでの過程を
振り返ってみようと思います。。。