無題放免

バンドやってます。

冬休

2014-01-05 | 音楽のこと
もう去年のことになるけど、大瀧詠一氏が突然亡くなられた。寝耳に水だった。
最近は何をしていたのか知らなかったけどまた忘れたころにあの独特の甘い声で極上のPOPSを聞かせてくれると思っていた。このアルバムが出た1981年というとおいらはまだ高校生。末はジミー・ペイジかリッチーか、はたまたマイケル・シェンカーか。。でもヴァン・ヘイレンにはなれねーなーとか思っていた洋楽万歳のへたくそなハードロックが大好きなギター小僧だったわけで。。。ベースも弾いていたけどお遊び程度。んな時クラスの女の子から貰ったのがこの「A LONG VACATION」。ジャケットからしてその時のおいらにゃ縁も所縁もないもので聞いてみてもぺんぺんのギターに甘い声の男ボーカルに分厚いコーラス。まるで聞いたことのなかった洋楽の世界がそこにあった。でも、日本語。最初から最後まで日本語。英語だったりするところはすべて洋楽既存曲のシャレというところまではわかった。FUN×4とかね。これがきっかけだったのかはわからないが洋楽をあれこれ聞き及ぶにつれこの曲の出典はあの曲だったのかと新しい発見がいっぱい詰まっていたアルバムなのです。何とも奥深いじゃないかと今でもずっと聞いているアルバムのひとつで邦楽の、それもPOPSに目を向けるようなる。今でもA面1曲目からB面の最後曲まで全部覚えている。A面で恋をしては次のアルバム。作詞はあの松本隆さん。なんの違和感もなく日本語のポップスが成り立っている。歌詞の内容ほぼ全曲恋人に振られたか見向きもされないか昔のことかで現在進行形の恋愛ソングはひとつもない。昔の恋を思い出す態。ポップスの歌詞は報われてはいけないのだ。
今度バンドでこの中の曲をカバーしよう。

合掌

Go Ahead JUMP!

2013-06-21 | 音楽のこと


外タレのコンサートなんて行くのはいつぶりだろうか?エリック・クラプトン?ジェフ・ベックだっけか?KISSはずいぶんと前だな。
東京ドームでコンサートを見るのはストーンズ以来だな。何年前だ?
てなことを思いつつ雨降りの中後楽園へ行く。仕事をサボったことはここだけの秘密だ。
VAN HALENのコンサートを見にくるのは高校生以来30何年ぶりのこと。なんてこった。そんなに昔なのか。
中学生の時に来日中のデビューしたばかりのVAN HALENの存在を知り、この時はコンサートへは行けなかったが1stアルバムを聴いてぶっ飛んで以来のファンでありギターを弾き始めたばかりの厨房に最初の挫折を与えたもらったのもこの人。高校に入って念願の2度目の来日コンサートを見に武道館まで行ったのです。
神の域のギタリストにアメリカのバカ的ボーカルの組合せはこのバンドならではのもの。サミー・ヘイガー時代のVAN HALENもよいけどやっぱりデビット・リー・ロスぢゃないとこのバンドらしくないのだな。
今回はそのデビットさんが復活したので楽しみなわけだったのです。ベースがエディ息子になっていてオリジナルVAN HALENでないのが残念だけど。
演奏が始まったのはいいが、音が最悪。今まで見てきたホールコンサートの中でも一番ひどい。席の場所も関係あるのだろうけど個々の楽器はいい音しているが混ざると何が何だかわからなくなってしまう。イントロでは何をやっているかはわからず歌が始まってからやっと曲名がわかる始末。ギターバンドなのにこれは致命的だ。いまいちのれない。残念。近年小型化しているPA音の分離がいいはずなのに。
さらにこの最近はやりの小型のPAの音が何とも苦手だ。高音だけが通り低音はスカスカ。音量はあるのに音圧がない。ドスドスこないバスドラなんて泡がなくなったビールみたいなもんだ。まずい。
曲はデビットさん在籍時のアルバムからまんべんなく披露していたがやはり1stアルバムからの曲がハイライトになっていた感じがする。で、後半になりアルバム「1984」からのヒット曲で盛り上がるみたいな。MTV全盛期のヒット曲はやはり盛り上がりますです。
ひとつ懸念に思っていたのがマイケル・アンソニー亡き後あの特徴のある高音コーラスパートをどうするのかということだが代わりに加入したエディ息子がよい仕事をしておりました。VAN HALENの曲はほぼほとんどがコーラスによるサビでこれが覚えやすく売れる要因でしかもデビットさんは歌わないみたいな。コーラスはかなり重要な位置を占めているのだが問題なし。ベースは全然聞こえなかったのでよくわかりません。
全編エディさんのギターが中心なのだが、ギターソロのたびに会場全体から歓声があがる人はこの人くらいしかいないだろう。これだけひどいPAなのにギターソロになると例のあの特徴のある音が太く艶やかに響き渡る。凄すぎる。
アンコールのJUMPで本日の公演はすべて終了。
実はコンサートが始まる前から尿意はあったのだが開演直前のトイレは長蛇の列。おぢさんがひとつのトイレをまって2列でずらっと並んでいる図は尿意をも忘れさせてくれたが、東京ドームのトイレってこんなに少なかったのか?女子トイレの方が多いみたいだけど今日は圧倒的に男子の日なのだった。

開演前にビールを飲むのはやめましょー。

ルーツロック

2012-08-24 | 音楽のこと
急にレゲエが聞きたくなった。
聞きたくなったというよりベースが弾きたくなった。
SLY & ROBBIEもいいけど、やはり初期のボブ・マーリー&ザ・ウェイラーズがよろし。

聞きはじめた厨房のころ、レゲエのベースは変なリズムに変な音階とで反復しているだけのものだと思いこみ、つまんねとコピーしたことはなかった。すぐできんだろと。確かに音数少なく抑制されたラインのベースだったんで派手さはなかった。
でも、何年もベース弾いているうちに根本的なところで何も理解していなかったということに気づく。
どんなことに気付いたかは秘密だ。

久しぶりにCDを聞きながら、なるほどなぁと感心しながらベースを曲に合わせて弾いていると、当時見過ごしていたことがいっぱいあることに驚きながら新鮮な気持ちでコピーしつつだらだらとベースで遊べた。奥深いねぇ。

教訓めいた物言いは好きじゃないが、ベースを弾くうえで大切なのは"どこまで音を伸ばすか、どこで音を切るか"
これ、試験にでます。