引退

スポーツ選手の進退は難しそうだ。その人となりがにじみ出てくるもんです。

あっさり辞めちゃう人。
ぼろぼろまでやる人。
いつの間にかいなくなっちゃう人。
惜しまれてやめる人。
そうじゃない人。

悔いを残すのが一番つらいのでしょう。
残すと一生引き摺ることになるわけで。


悔いを残さぬようやったんでしょう、清原君は。
41歳か。これからのほうが長い。
しばらくはタレント活動かなんかやってお茶を濁してください。
何年後かには必ず戻ってくるし、戻されるであろうからね。
WBCの監督は清原、ヘッドコーチで桑田、バッティングコーチに金本、守備
走塁コーチでイチローなんてのがあるかもしれん。

コーチ陣のほうがすごいじゃん、みたいな。


今年は全然活躍できなかったけど、タメ歳の工藤投手。
来年もがんばれ。
もうこうなりゃ50まで現役を続けて熟年ピッチャーになってほしい。



Ｋ-１ワールドＭＡＸもやってたりと忙しい秋の夜でした、昨晩は。
魔裟斗君は、好きでも嫌いでもない。どっちかというと嫌いなのだが昨晩の
試合はアンチ魔裟斗もうならせるような壮絶なものだった。




トーナメントの2試合とも途中でダウンをとられ、その後持ち直し延長に引き
ずりこみ、ギリギリの判定勝ち。
たぶん魔裟斗じゃなかったら判定負けでしょう。
K-1の一押しのタレント魔裟斗だったから微妙な判定も贔屓があったんじゃ
ないでしょうか。と、思わせるくらいの僅差の勝利。
ダウンを取られるというのはボクシングの世界じゃ致命傷だ。
魔裟斗君はものすごくボクシングがうまいのだけど強烈なパンチをもってなく
しかも打たれ弱い。
しかし、ダウンを取られた後の捨て身の攻撃・ガードするのも忘れて打ち合い
を仕掛けるファイトは格闘技ファンなら涙するような強烈さ。
格闘技ファンはみんなこんな格闘を見たいのだ。
昨晩の試合で改めて魔裟斗君を見直したというより惚れた格闘技ファンは多
いはずだ。
こんな試合を見せてくれている限り格闘技はすたれないだろう。

K-1甲子園なんてやってたけど、15、6歳に格闘技をやらせるというのはいい
ことなのか悪いことなのか。HIROYAはちょっと別格だけど。
ここも低年齢化の流れがあるみたいだ。


と、気づいたら夜中になっていた。
テレビを見て終わった秋の夜長。