誰も知らないだろうが、俺は歴史小説ファンなのだ。マニアではない。
司馬遼太郎さんの小説はほとんど読み終えた。後は、「街道をゆく」
シリーズとエッセイ・対談集のみ。楽しみにとってある。
思い起こせば始めて読んだのが当たり前といえば当たり前すぎる
「龍馬がゆく」
学生のころ友人が「面白いよ、これ」といって薦めてくれたもの。
文庫本で全8巻、いっきに読んでしまったことを覚えている。
この小説を読んで歴史に興味を持ち、幕末・戦国には少し詳しく
なりました。
「坂の上の雲」「翔が如く」「世に棲む日々」と「龍馬がゆく」は幕末
ファンなら読んでいて当たり前の作品。
今はNHKで「巧妙が辻」をやってますな。
俺はといえば「梟の城」が好きだったりするけど。忍者ものだ。
なわけで、神戸と京都の仕事の空き時間をまさか家に帰るわけにも
いかず、Hiroさんのライブを見たいこともあり大阪に滞在していて
どうやって時間つぶしをと考えていたら思い出したのが写真の
司馬遼太郎記念館
JR鶴橋駅から近鉄に乗り換え3個か4個目の各駅しか停車しない
ちっちゃな駅でおり商店街・民家の中を歩くこと10分。
本当にこんなところに記念館があるのだろうか、司馬遼太郎さんが
住んでいたのかと心配になるくらいのごく普通の大阪の住宅街の中
にありました。まわりは普通の住宅で隣はぼろアパート。
この記念館は司馬遼太郎さんの自宅を改装したもので、仕事場であ
る書斎を庭から見ることができる。自宅はといば、昭和の文豪(あたし
ゃそう思う、思想家・啓蒙家といってもいいくらいだ)とは思えぬ、
こじんまりとした住宅。でも、庭はこだわっていたのだろうか緑が
深く落ち着く空間。司馬遼太郎さんの人柄そのもののお宅だ。
その自宅の裏に記念館がある。地下1階と1階の小規模な建物であ
るが、作品を書いた際に集めた膨大な蔵書に圧倒される。
とても個人の持ち物とは思えない。この蔵書の膨大さが司馬遼太郎
たる所以なのだろう。入口入ってすぐのビデオ上映でもその蔵書の
多さを紹介し且つご本人は誰よりも本の虫だったことを紹介してる。
でも、日曜日に行ったせいか思っていたよりも客が多く落ち着けな
かった。ちゅうのもばかジジババにあほ学生のせい。
入館してすぐこの館の紹介ビデオが見れるのだがそのまん前のいすに
座っておしゃべりをしているおばはん。それもくそ餓鬼じゃあるまい
に後ろを向いてつれとしゃべっている。思わずにらみつけてやったが。
あんたら何しにきてんの?
さらに館内で大声で携帯でしゃべっている親父。もうだめだ。
そして、お手を触れぬようにと案内(つか、常識だろう)してあるにも
かかわらずいきなり蔵書を手にとって係りの人に注意されてる頭の悪そ
うな若者。おのれら大事な蔵書をお前の手垢で汚すんかい、コラ。
ビデオ上映室では生前のインタビューが上映されており題材は「武士道
と日本人」。内村鑑三に新渡戸稲造の話を15分くらい。
日本人としてのありかた、美徳を述べていたのをこの連中はどう解釈す
るのだろうか。してるのだろうか。
日本の道徳の中でも「恥」という心を持ち合わせていない人達がこの
記念館に来て何を得ようとしたのだろう。小1時間問い詰めたい気分だ。
記念館そのものは本当に司馬遼太郎さんの人柄がにじみ出てくるような
そして、自宅へ招待されたかのような非常によい記念館であるだけに、
出てきたときに暗澹たる気分になったのはちと寂しかった。
さて、見つからなかった文庫本もここの売店でゲットしたので読もう。
司馬遼太郎さんの小説はほとんど読み終えた。後は、「街道をゆく」
シリーズとエッセイ・対談集のみ。楽しみにとってある。
思い起こせば始めて読んだのが当たり前といえば当たり前すぎる
「龍馬がゆく」
学生のころ友人が「面白いよ、これ」といって薦めてくれたもの。
文庫本で全8巻、いっきに読んでしまったことを覚えている。
この小説を読んで歴史に興味を持ち、幕末・戦国には少し詳しく
なりました。
「坂の上の雲」「翔が如く」「世に棲む日々」と「龍馬がゆく」は幕末
ファンなら読んでいて当たり前の作品。
今はNHKで「巧妙が辻」をやってますな。
俺はといえば「梟の城」が好きだったりするけど。忍者ものだ。
なわけで、神戸と京都の仕事の空き時間をまさか家に帰るわけにも
いかず、Hiroさんのライブを見たいこともあり大阪に滞在していて
どうやって時間つぶしをと考えていたら思い出したのが写真の
司馬遼太郎記念館
JR鶴橋駅から近鉄に乗り換え3個か4個目の各駅しか停車しない
ちっちゃな駅でおり商店街・民家の中を歩くこと10分。
本当にこんなところに記念館があるのだろうか、司馬遼太郎さんが
住んでいたのかと心配になるくらいのごく普通の大阪の住宅街の中
にありました。まわりは普通の住宅で隣はぼろアパート。
この記念館は司馬遼太郎さんの自宅を改装したもので、仕事場であ
る書斎を庭から見ることができる。自宅はといば、昭和の文豪(あたし
ゃそう思う、思想家・啓蒙家といってもいいくらいだ)とは思えぬ、
こじんまりとした住宅。でも、庭はこだわっていたのだろうか緑が
深く落ち着く空間。司馬遼太郎さんの人柄そのもののお宅だ。
その自宅の裏に記念館がある。地下1階と1階の小規模な建物であ
るが、作品を書いた際に集めた膨大な蔵書に圧倒される。
とても個人の持ち物とは思えない。この蔵書の膨大さが司馬遼太郎
たる所以なのだろう。入口入ってすぐのビデオ上映でもその蔵書の
多さを紹介し且つご本人は誰よりも本の虫だったことを紹介してる。
でも、日曜日に行ったせいか思っていたよりも客が多く落ち着けな
かった。ちゅうのもばかジジババにあほ学生のせい。
入館してすぐこの館の紹介ビデオが見れるのだがそのまん前のいすに
座っておしゃべりをしているおばはん。それもくそ餓鬼じゃあるまい
に後ろを向いてつれとしゃべっている。思わずにらみつけてやったが。
あんたら何しにきてんの?
さらに館内で大声で携帯でしゃべっている親父。もうだめだ。
そして、お手を触れぬようにと案内(つか、常識だろう)してあるにも
かかわらずいきなり蔵書を手にとって係りの人に注意されてる頭の悪そ
うな若者。おのれら大事な蔵書をお前の手垢で汚すんかい、コラ。
ビデオ上映室では生前のインタビューが上映されており題材は「武士道
と日本人」。内村鑑三に新渡戸稲造の話を15分くらい。
日本人としてのありかた、美徳を述べていたのをこの連中はどう解釈す
るのだろうか。してるのだろうか。
日本の道徳の中でも「恥」という心を持ち合わせていない人達がこの
記念館に来て何を得ようとしたのだろう。小1時間問い詰めたい気分だ。
記念館そのものは本当に司馬遼太郎さんの人柄がにじみ出てくるような
そして、自宅へ招待されたかのような非常によい記念館であるだけに、
出てきたときに暗澹たる気分になったのはちと寂しかった。
さて、見つからなかった文庫本もここの売店でゲットしたので読もう。
「梟の城」のモデルになった私としては(←ウソ)機会があれば訪れて見たいものである。
話はちょっとズレるが、昔はよく雑誌などに「〇×先生にお便りを出そう」なんていって平気で作者の住所が載っていたものだ。
今では考えられないくらい、おおらかな時代だったな。
逆にもっとも大阪らしいところでもあるかもしんない。
司馬遼太郎さんのお宅がある「河内小阪」「八戸ノ里」という
東京に例えると池袋の先の「大山」みたいなところ。
でも大阪の匂いが色濃いところだ。
河内といっても河内弁が飛び交ってるところでもない。
「梟の城」もそうだが、映画化になるとキャスティングに
疑問がわく。
中井貴一じゃあねえだろう。
Siんがモデルなわけない。
中井貴一といえば、高村薫の小説を映画化した際のキャラクター
合田雄一郎役にも疑問がわく。
「マークスの山」とかね。このキャスティングで「照り柿」を
やったら幻滅するだろう。
ちなみに俺の今回の旅の友の小説は池波正太郎だ。
今回は「鬼平犯科帳」
前回は「剣客商売」
いいねえ。。。。。
今回の旅で文庫本8冊を読んでしもうた。