無題放免

バンドやってます。

HIP SHOT

2006-12-14 | つれづれ
正しくはHIP SHOT BASS XTENDER KEYというそうな。
「誰がマンボに"ウッ"をつけた?」という名曲があるが、そもそも誰が
ギターの6弦・ベースの4弦を開放E音にしたのだろう。
ブルーズやロックの楽曲がKeyがE、A、G、が多いのは、開放弦が
使えて音に力が出るから。ところが、AやGはともかくKeyがEだと、
日本人男性にはちとつらいのだ。高い。
で、そこでDの登場となる。いや、CでもBでもいいのだが。
もともとブルーズやカントリーではドロップDという変則チューニング
があり、ギターだとローコードのDのフォームで6弦を全部鳴らすこと
ができる。あたしゃローコードのEよりこっちのほうが好きだ。
で、ベースとなるといちいち4弦のペグをまわしてDにチューニングす
るか、5弦・6弦を使う手くらいしかいなかったのだが、チューナーと
にらめっこしながらチューニングするのもなんだし、4弦もまともに弾
けないのに多弦ベースを使う気にもなれない。そんなあなたに文明
の利器登場。
HIP SHOT BASS XTENDER KEYだ。

いや、そんな大層なものではないが。

もともと赤いSpectorにはつけてあったのだが、これがすこぶる便利
で外に持ち出すときは最近はほとんどこれだった。
でも黒のSpectorには手をいれる気にはなれずストックのままでずっ
と弾いてきたのだがやはりここにきてライブでも使いたくなってきた。
たまには日の目を見させてあげないとね。
というのも新バンドはKey=Dの曲がないだろうと思っていたら、やはり
Key=Dの曲が登場。
それも自作の曲があるからしょうがない。
なわけで、とうとうというか今更というかジュリーの力を借りて購入し
取り付けてみたわけだ。
取り付けはいたって簡単。ちゃんとした工具があれば。
我が黒SpectorのペグはGOTOH製。なぜか。このペグかなり華奢で
軽く作られている。だからというわけではないだろうがヘッド裏のねじ
はたったの1本。木ねじ1本だけ。だからというわけではないだろうが
ヘッド表のナットの径は14mmある。あう工具がなくちょっと不安。
酔っ払って取り付けをしていたら案の定ヘッド裏に傷をつけてしまった。
まあ、いいでしょう。黒マジック(!)で補修。
HIP SHOTのBASS XTENDER KEYは各メーカーのペグが揃っている
のだがこれはペグ本体はそのメーカーのものを使っており、
HIP SHOTの部分は台座とレバーだけ。台座が2重構造になっている
のでGOTOHのペグのシャフトは他のペグより短くなっている。
弦を巻きつけると1回りしかしない。
これは、あまりいい出来ではないと思うがいかに。

今のところ不具合はない。
もひとつ不具合があった。ヘッド裏のシリアルNo.の一部が隠れた。
んなこたどおでもいいか。

でも、チューニングがあわない。弦も張り替えたのでさらにあわない。
元々無理がある構造なのでしょうがないといえばしょうがない。
弦が少し古くなって落ち着いてくるのを待ちながら裏の調整ねじで微
調整の繰り返し。けっこう根気の要る作業だ。

このHIP SHOTを世に知らしめたのは間違いなくビリー・シーンだろう。
ある日、デヴィッド・リー・ロスバンドの曲をコピーしていたらEより下の
音がしている。半音下げだからLowC#だ。スタジオ録音だからチュー
ニングをしなおして録りなおしたのだろうくらいに思っていたら写真を
見るとペグになんかへんなもんがついている。
調べてみるとこれだったわけだ。
これただ単に4弦をダウンチューニングしただけの音ではなく独特な音。
暴れているロックな音だ。
これは取り付けなければなるまいとプレベにつけたのが最初。かれこれ
前世紀のことだ。
これで所有しているベース10本(PIE-ZO含む)のうちメイン3本が3本、こ
の文明の利器HIP SHOT BASS XTENDER KEY付になった。
これ、病み付きになるとどのKeyでも試してみたくなる。運指が楽になる
こともあれば、不可能になることもある。

俺のベースはHIP SHOT BASS XTENDER KEY抜きには考えられなく
なってしもた。


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6 コメント

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と、いうような事を (Hiro)
2006-12-14 16:00:14
やってて5弦に行き着きました。ワタシの場合。
HIPSHOTを付けると4弦だけのテンションが上がって
独特のバランスになりますよねー。
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私も (まぶぱぱ)
2006-12-14 17:47:59
そういう面倒なのが嫌でLo-Bへと。
黒スペ、始動かな?(^m^)
今度、くらべっこしようね。って比較シリーズやりたかったんだった!
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Unknown (SIN)
2006-12-14 19:13:26
音程が正確に下がるように微調整するのが大変じゃねぇ? 最新のモデルは改善されているのかい?

カポタスト式のほうが簡単で正確だったように覚えているが、アレは元々マイナス1フレットがないとダメだからねぇ。
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否定派か (※さん)
2006-12-14 21:43:03
テンションの違いは慣れれば問題無し。
チューニングは絶対にあわないと思ってかかればよし。
ひょっとしたことであうようになる。

俺にとっちゃ、Low-Bのゆるいのを弾くほうが大変だ。
使う場面ないし。
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そういうと (mor)
2006-12-15 09:47:34
昨晩の練習ん時、、ギターが半音下げチューニングしてたんですが。
やっぱり、エッジがないなぁ。
と。

自分の出したい音考えたら、テンションは下げれないので。
ヒップショットもいらない派の私でした。
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ゆるっ (※さん)
2006-12-15 10:25:21
いるかに半音下げはあわないような気がする。

確かにテンション変ると引きにくくなるけど慣れ。
あたしゃ、Key=D、Dのローコードが好きなのだ。
使う音に幅を持たせようとするとHIP SHOTが一番
安上がりで効果があるということ。
俺にしかあわんのかもしれん。

>まぶぱぱ殿
正月にでも弾き比べする?
この前そっちの2Jを持ったら俺のより重かったような気がする。
さて、
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