高円寺

友人のバンド、ユニット、グループ、いやコンビか、「西日本マンダム」を
見にクリスマスイヴの夜、はるばる高円寺まで呼ばれていきました。
街はクリスマスの見慣れた風景。
カップルが多く(日曜日だったからか)、コンビニの店先ではX'masケーキ
が山積みにされ、肉屋では鶏焼きのセール、そしてお決まりのイルミネ
ーション。久しぶりに乗ったJRは往きはそれなりの混み具合だったが、
帰りの夜11時過ぎはラッシュとはいかないまでもけっこう満員。日曜日
なのに。
今の会社に入って3年になるが前職はイベント屋だったという性格上
X'masも正月も関係なく世間とは無縁だったので、今更ながらにその過
ごし方がわからないのだ。
だからといって、なにもX'masイヴに男2人組のライブをやらなくてもよさ
そうなものだ。
行った箱は高円寺純情商店街をまっすぐ行った突き当りのビルの地下
「楽や」ちゅう高円寺らしいちっちゃな店。店の中はBluesとReggaeが混在。
7時30分からだというので7時に行ったら店がまだあいていない。メンバー
もいない。行方不明。しょうがなく1人でぶらぶらと。あまりに寒いので
前々から懸案だった駅前の煙がもくもくとでている焼き鳥屋でビールと
もつ焼き。X'masイヴの夜に駅前の焼き鳥屋のカウンターで１人酒を飲ん
でる俺はいったい。。。

なにをどうすればいいというのか!　(T_T)

後で聞くと演奏は8時30分から。

ちゃんと告知して欲しいものだ。それにしても遅くないかい？
２バンド出るのに。果たして２バンド目が始まったのは夜10時すぎ。
高円寺はこれがデフォルトか？
この店、客が15人超えると立ち見だ。楽器も唄もほぼ生。
それだけに緊張するらしい。
西日本マンダムのメンバー中○氏によるとこの緊張というのは移るもので
非常に困ったそうだ。
イラストの左側で気持ちよさそうに吸っている、いや、ハーモニカを吹い
ている人物。どう見ても気持ちの良くなるものを吸ってるみたいだ。

イラスト右側の隣にいるカ○氏の緊張が自分の腕から半身にびりびりと
痺れが伝わるそうだ。で、自分もがちがちになると。
緊張するとかまじめにやるとかとは全くもって無縁の2人なのだが。
この「西日本マンダム」、元々は「ブルースマンダム」ちゅうバンド形態で
やっていて俺も一応メンバーだ。だった。しかし、メンバーのスケジュール
があわず、いつしか俺も干されこの2人組で活動しているというわけだが、
バンドをやっているときはこんな緊張しているのを見たことがない。緊張は
していたことはあったろうが表面だって表したことはなかったはず。
その緊張感のなさが良かったのだが。。。
さて、この日の演奏はというと

高円寺純情商店街というなんともなネーミングの商店街。元々はやはり
高円寺銀座商店街だったそうな。知っての通りこの名前はここの出身の
作家ねじめ正一氏の作品からとったそうだ。思い切ったものだ。でも、
その思い切りのよさが現れていて活気ある小奇麗で楽しそうな商店街だ。
駅前の狭い住宅街にこの○○銀座と名のつく商店街があちこちにあり肉屋
に魚屋に総菜屋がごちゃごちゃあるというのが俺の東京の下町のイメージ。
戸越銀座に砂町銀座、大山の商店街とかの。いっぺんもそのような街に
住んだことがないので住みやすいのか住みにくいのかはわからんけど。
そういやガキがいっぱい集まる渋谷のあの通りも渋谷公園通り商店街の
一部だそうだ。ううむ。
鶴見にも商店街はいっぱいあるがこのような活気は　ない。寂しい。
神奈川区保土ヶ谷区中区南区磯子区などはそれなりに活気のある商店街
はあるのだけど。なぜだろう？調べてみる価値はあるか。

寂しいのはお互い様。