昆侖山(ｺﾝﾛﾝｻﾞﾝ)に数万年振りに法器・玉清崑崙扇(ｷﾞｮｸｼﾝｺﾝﾛﾝｾﾝ)が出現した。
崑崙の15人の弟子たちは縦横無尽に飛び回る扇子を我先に手に入れようとしたが、誰１人つかみ取ることができない。三生三世十里桃花 DVD
その様子を崑崙の上神・墨淵(ﾎﾞｸｴﾝ)が見ていた。
扇子がここにいる弟子を選ばないということは、新しい弟子を取ることになるのだろうか。
ちょうどその頃、ふもとの崑崙門に折顔(ｾﾂｶﾞﾝ)と白浅(ﾊｸｾﾝ)が到着した。
すると折顔は白浅に法術をかけて少年の姿に変える。
崑崙は女弟子を取らないため、師匠に会うためには男でなければならない。
顔「忘れるな、君は青丘狐帝の娘・白浅ではない、今から司音(ｼｲﾝ)だ
君は私が拾った野狐で、墨淵上神に預けるために崑崙へ来たんだ」
浅「でもバレないかしら？」
顔「運に任せるしかないな～三国志趙雲伝 DVD
弟子たちに見抜く能力はないが、墨淵上神がどうするか…それはお前の運次第だ」
折顔と司音が登頂すると、正殿の前にすでにもう１人の入門志願者・子闌(ｼﾗﾝ)がいた。
子闌は司音が狐狸仙だと気づき、あからさまにバカにする。
「墨淵上神は四海八荒から敬われる戦神だ、ひ弱な狐狸(ｺﾘ)など弟子にするだろうか？」
その時、どこからともなく扇子が飛んで来た。三生三世十里桃花 DVD
すると扇子はなぜか司音の前で止まる。
司音は扇子を難なくつかむと、そこへ法器を追いかけて来た弟子たちがやって来た。
その後ろから墨淵が現れる。ミーユエ 王朝を照らす月 DVD
弟子たちは折顔に気づき、一斉に拝礼した。
皆「折顔上神にご挨拶を」