『青年警察 DVD』はタイトルにもある通り、青年の警察物語。主人公の二人はモラトリアムの最中で、まだちゃんとした警官ではありません。更には英題が『Midnight Runners』となっていて、真夜中の大疾走物語でもあります。これは予告にもあるので書いていいかと思うんですが、彼らは最初走ることにある意味失敗してるんですよ。だけど学生生活にも慣れた頃、夜の深い時間に二人は現実の厳しさに次々と追い立てられ、爆走する。互いを最高の伴奏者にして。「走る」って前に進むことであり、生きることそのものなんですよね。学校の授業も大事だけれど、私たちが大人になるには「真夜中」に触れ、ただただ走ることが時には必要なのかもしれません。そして、また朝が来る。もう昨日の自分とは違います。そうやって夜が来て、走って、朝が来て、走って…を繰り返しながら若者たちは成長していくのです。何より、仲間がいるからこそ、走り続けることができるのでしょう。
「あぁ映画を見た!映画ってこうだよな!!満足!!!」っていうのが観た直後の感想ですね。パク・ソジュンさん&カン・ハヌルくん扮する警察大学の学生が、軍艦島 DVDひょうんなことから女性の拉致現場を目撃してしまってさぁ大変、というお話なので、楽しいばっかりじゃないんですけどね。緩急のつけ方というか、バランスがとてもいいんです。深刻とアクションとバカの(笑)バランスが。最後まで全然ダレません。
笑いのシーンが本当に面白くてですね。青年警察 DVDもう観客一同、大爆笑(韓国の観客の皆さん(特に若い女子)は、手を叩いて大いに笑うし、「オットケ…」って声が漏れちゃうし、ステキだ)。
これ凄いなって思ったのは、基本的に笑いのシーンはソジュンさんとハヌルくんのセリフと芝居だけで笑わせてるんですよ。変な音楽とか効果音とか、ダンケルク DVD過激なツッコミとか、カメラワークとかで盛らないの。ただ、この2人が面白いんです。これってコメディーの常識のひとつなのかもしれないけど、実に素晴らしかったよ。可笑しかったー!