2022-2023KB国民銀行韓国囲碁リーグ(以下「KBリーグ」)が12月28日に開幕しました!
KBリーグは年末~翌年5月頃まで行われる団体戦で韓国の国内戦で最高峰の棋戦でもあります。昨年までは8~10チームの総当たり戦で行われてました。
今シーズンは昨シーズンまでと大きく様変わりしましたので、詳しく解説しようと思います。
①海外へ門戸開放
今季から海外チームの参加が可能になり、台湾から「宝島精鋭隊」、日本からは「日本棋院」チームが初参戦します。
「日本棋院」チームのメンバーは関航太郎九段、平田智也七段、大西竜平七段、小池芳弘七段、広瀬優一六段、補欠で張瑞傑五段、酒井佑規三段、福岡航太朗三段の8名です。楽しみですね!
②2リーグ制の実施
今季出場の12チームを6チームずつ分けて「スダム(手談)リーグ」と「ナンガ(爛柯)リーグ」の2リーグ制で行われます。レギュラーシーズンは同リーグのチームと10試合、別リーグとのインターリーグ6試合の計16試合で順位を競います。日本棋院チームはスダム(手談)リーグに所属しています。
レギュラーシーズンは正規リーグが水曜~金曜日、インターリーグ(交流戦)は土日に行われます。すべて19時対局開始、韓国囲碁TVで生中継されます。
③4対4
昨季まで5対5の団体戦でしたが、今季から4対4で行われ、2-2になった場合のみ5局目が行われます。第5局の選手はその日対局した選手の重複も可能ですが、1人6回までとなってます。
④勝ち点制の導入
今季から勝ち点制が導入されます。4-0、または3-1で勝利すると勝ち点3、2-2で5局目勝利で勝ち点2。2-2で5局目無勝負で勝ち点1.5、2-2で5局目負けなら勝ち点1、1-3または0-4で負けると勝ち点0です。
勝ち点の合計で順位を決定、同じなら勝利者数の合計で決めます。
各リーグ上位3チームがプレーオフ進出。2位と3位で三番勝負、勝てば1位と三番勝負でリーグ優勝チームを決定。両リーグの優勝チーム同士でチャンピオン決定戦三番勝負を行い、年間チャンピオンを決めます。
プレーオフは5対5で行われ、どちらかが3勝した時点で終わりです。
⑤フィッシャー方式
対局はすべてフィッシャー方式で行われます。持ち時間40分+追加20秒が1局と持ち時間20分+追加20秒の早碁が3局、第5局は持ち時間1分+追加20秒の超早碁です。
どうです?生まれ変わったKBリーグ。
対局が19時開始ですので、平日仕事の方もリアルタイムで応援できるのがいいですね!
Twitterと当ブログで随時発信していきますので、是非是非日本棋院チームの応援よろしくお願いします。