12月30日、韓国棋院が2024韓国囲碁界10大ニュースを発表しました!
・農心杯4連覇!!申眞諝九段、新たな伝説を作る!
第25回農心辛ラーメン杯で韓国チームの主将・申眞諝九段が後がない状態から、日本の主将と中国の5選手に勝って、6連勝で逆転優勝!!韓国チームは農心杯4連覇。申眞諝九段は第22回から続く連勝を16まで伸ばし、李昌鎬九段の持つ14連勝の記録を塗り替えた。また、主将選手が同一大会で6連勝したは大会史上初。
・議政府市に囲碁専用競技場
国内初の囲碁専用競技場が議政府(ウィジョンブ)市に着工。地下1階、地上4階で、大型・中型の大会場と、ナショナルチーム対局室、放送関連施設等が入る。2年の工事を経て2026年8月に完成予定。
・こどものための囲碁大会連続創設
囲碁界の未来を担うこどもたちのための囲碁大会が相次いで創設されました。各大会1000人以上のこどもたちが参加し熱気をおびている。
・蔚山高麗亜鉛KBリーグ初優勝
2023-2024KBリーグはシーズン2位の蔚山高麗亜鉛がプレーオフとチャンピオン決定戦を勝利し、初優勝。
・世界戦新設ラッシュ
韓国と中国が新しいメジャー世界大会を開催すると表明。
韓国は国内戦のソパルコサノル最高棋士決定戦を1年毎に世界戦と交互に実施する。2025年には第1回ソパルコサノル世界最高棋士決定戦が開催。日中韓台9名によるリーグ戦を行い、1位と2位で決勝三番勝負を行う。
中国はシンガポール囲碁協会と第1回南洋杯世界囲碁マスターズを創設。世界戦で初めてフィッシャー方式を採用。11月に1回戦から準決勝を行い、決勝三番勝負は2025年2月にシンガポールで行われる。
また、第1回北海新繹杯世界囲碁オープンが2025年4月に行われる。
・日本が世界戦で大暴れ!三国時代の到来か。
2024年は日本が世界戦で非常に目立った。
一力遼九段が第10回応氏杯世界選手権で日本勢初優勝、上野愛咲美五段が第7回呉清源杯世界女子囲碁選手権で優勝。これまで長い間世界戦は中国と韓国で争っていたが、日本が加わることによって三国時代となればさらに盛り上がるだろう。また、第10回国手山脈国際囲碁大会で台湾の賴均輔九段が優勝して注目を集めた。
・2024女子囲碁リーグ保寧マッド優勝
2024女子囲碁リーグは、前年最下位の保寧マッドがシーズン2位からプレーオフとチャンピオン決定戦を制し4期ぶりに優勝。崔精九段不在の中、金珉舒四段と金多瑛五段が活躍して優勝を手にした。仲邑菫三段率いる平沢ブレインシティはシーズン1位ながら、チャンピオン決定戦で惜敗。
・三星火災杯で5年ぶりに統合予選実施
コロナ禍で中断されていた統合予選が2019年以来5年ぶりに実施。2024三星火災杯ワールド囲碁マスターズは柯潔九段以来8年ぶりに丁浩九段が連覇を達成。
・2024年も続いた申眞諝時代
2024年も申眞諝時代が続いた。申眞諝九段は2020年1月から60ヶ月連続でランキング1位。朴廷桓九段が持つ59ヶ月連続1位の記録を塗り替えた。世界戦でも第28回LG杯と第2回衢州爛柯杯ワールド囲碁オープンで優勝。第25回農心杯でも神がかり的な活躍を見せた。また、自身初のエッセイ本も出版した。
・女子は戦国時代突入
崔精九段1強だった女子囲碁界が戦国時代に突入。10年以上ランキング1位だった崔精九段が2位に転落。1位になったのは金恩持九段。ただその後すぐ崔精九段が1位に返り咲き、健在をアピール。3月に韓国棋院に移籍した仲邑菫三段の活躍も凄かった。年末には2つの女流棋戦で準優勝して成長を示した。
引用:サイバーオロ
http://www.cyberoro.com/news/N_news_view.oro?num=531340