午後からはエッセーを書き始める。
久しぶりのエッセーだ。
夜には原稿用紙に8枚を書き上げたので、推敲をしていたが、そのうち肩こりで気分が悪くなったので寝る。
明日は仕事が入らないと、文章教室に行く予定。
エッセーを提出しるつもりなので、明日の朝早起きしたら、また推敲だ。
夜になってポストに郵便物を発見。
私宛の封書だが、差出人の名前がない。
開けてみると、小説「老婆」の感想が書いてあった。
――
前略「老婆」拝読しました。
切ないまでに優しいお婆さんの姿だと思いました。
184ページ下段「息子の魂と会話できる…」
187ページ下段「この世に未練があるわい」
「会話」「未練」の中身を伏せているのでしょう。
最後にツネさんは「一目散に歩き出した」のですが、本当はスーパーではなく、何かを、大切な何かに向かって歩いて行きたいのでしょうね。
陰と陽は同じものの二つの現れの姿。
地獄のすぐ隣に天界がある。
いつか陽や天界が自然体で書けるようになるといいですね。
繊細で優しく、柔らかなお婆さんの「魂」を失わず、どうぞ大切にしてください。
――
と結んであった。
最初は、差出人名がないのが気持ち悪かったし、気になって仕方がなかった。
内容も、言いたいことは何となくわかるが、褒めているのか、けなしているのか…。
達筆で、きちんとした感じの印象を受ける文面。
ユングの心理学にでも興味があるのかな、と思った。
しかし、最後にツネさんは「一目散に歩き出した」のですが、本当はスーパーではなく、何かを、大切な何かに向かって歩いて行きたいのでしょうね、には驚いた。
書きながら、本当は「亡くなった一人息子に向かって歩きだしたいのだ。でもまだまだそこに行けない自分、そのもどかしさのようなものを未練と引っ掛けたのだが、〝さすが〟と、この感想にはうなった。
心理学か、恐ろしい!!
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