作詞 松本隆 作曲 Pierre Porte
ためいきを ひとすじ
紅茶に浮かべれば
声もない別れの合図 (サイン)
キラキラと飛び散る
ガラス細工のよう
愛し合う 心のエピローグ
ランプライトが揺れる
ともしびに誘われて
昔 テーブルの下で指を
そっと からめあった部屋へ
もう弱い女になって
あなたを見つめる
涙知らずの頬が濡れて
別れ話のあと
又 抱き寄せられて
きわどい線の上 踊る
ロウソクの炎の芯を指で消した
あなたの痛みなら わかる
マッチ箱から ひとつ
つけては消しながら
顔色を読むのもいいわ
ランプライトが消えた
心だけよろめいて
そうね 話の続きはあとで
朝は まだまだ遠いから
もう弱い女になって
瞳を閉じれば
恋のはじめの夜に戻る
別れ話のあと
又 抱き寄せられて
きわどい線の上 踊る