「御子柴くんの甘味と捜査」 若竹七海先生
読み終わりました。 5編の短編物です。
短編のタイトル
「哀愁のくるみ餅事件」
「根こそぎの酒饅頭事件」
「不審なプリン事件」
「忘れじの信州味噌ピッツァ事件」
「謀略のあめせんべい事件」
本のタイトルと短編に有るように、甘味が出てきます。
こう言っては失礼かもしれないが、
推理も楽しいが、この甘味をめぐる攻防が味を出しています。
長野県から警視庁に出向した御子柴刑事。
警視庁の玉森剛刑事から長野県から出向と言う事で「な~が~の~」と呼ばれ、
持っている甘味は玉森刑事に食い散らかされる。
読んでいて、玉森刑事が根こそぎ「酒饅頭」を食べたシーンでは、思わず怒りがわいた。(笑)
いや~許せない、次から次へと食べるとは、私にも寄越せと言いたい。(笑)
「食べ物の恨みは恐ろしい」が浮かんでしまった。
そんな、御子柴刑事、何かしら良い事もある。
そして、事件は解決した感じになった所で、
御子柴刑事の長野での上司・小林警部補が電話を掛けてきてどんでん返しする。
そう来るのね。
やっぱり、「若竹七海先生」の文章は面白い。
出てくる事件も、なかなか興味深い。
福岡のお土産の「博多の女(人) 二鶴堂」 食べようっと。
若竹七海先生の前回レビュー感想もどうぞ
今日も読んでいただき
ありがとうございました。
(*^_^*)