春の黄緑 秋の黄橙

「悪いうさぎ」 若竹七海先生 

「悪いうさぎ」 若竹七海先生 

美味しい物は、先でも無く、後でも無く、真ん中、そんな私。
4月に購入して、借りた別の本を読んだりして、
5月に読み始め、読み終わりました。 葉村晶シリーズ です。
 
まずは、公開されているあらすじを略すると
女探偵・葉村晶は、家出中の女子高生を連れ戻す仕事で怪我を負う。
その一か月後、家出していた女子高生の友人を探す仕事を依頼される。
行方不明の女子高生を探すという内容です。
 
今回も文章が面白い。 会話も地の文も面白い。
(しみます~。)
 
それに反して、内容は思っているより重くて、苦しい物があります。

(ここから言葉使いが多少悪くなります。<(_ _)>)
同情の欠片も持てない、下衆な奴が多く出てきます。
昔よく見た、2時間ドラマなら「何らかの事情を抱え、止む負えず殺人に至る犯人」で
思わず同情してしまうというのが相場。
今回次から次へと出てくる犯罪者(意図的、確信犯的に犯罪を楽しみ犯す輩)が出てきます。
そんな胸糞悪い奴らが、葉村晶を痛めつけていきます。
 
最後の方には、本当に「スーパー胸糞悪い」状況が発生します。
 
犯罪に、「雨降って時固まる」(←私の嫌いな言葉)とか
「終わりよければ全て良し」なんてないし、
そこに有るのは「被害者の痛み」と「戻らない過去」だけです。
 
今回もしっかりと「爪痕」残してくれました。
 
しかし、犯人に対する「胸糞悪さ」・・・
ニュースに出てくる「犯罪」、最近と言わず、昔からか~。

う~ん、甘い物が欲しくなった。
クッキーとココアにしよう。
 
最後に一言、やっぱり「若竹七海先生凄い。!!」



今日も読んで頂きありがとうございました。
(*^_^*)


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