「自分の体は自分でわかる。俺の体は俺が一番よく知っている。俺の金で 飲んで何が悪い。」と言っている奴ほど 医者に あんた このままじゃ 死んじゃうョ といわれると 余計ビビる。 わが身の 体験記。
はるか20年前 天国と地獄の境い目 三途の川原を見て 生還してきた男の話である。思い起こせば 42歳 あぶらの乗った人生怖いもの無しの 働き盛り 厄年の10月10日朝 意識が無くなり 救急車で搬送され 55分後に生還。医者に言わせれば この55分が決め手らしく 長いと障害が残る可能性のぎりぎりのラインらしい。幸いに 一見何事も無く 見えるらしく 自分自身もそのように振舞えるのである。ところが 内は脳の温度調節部が壊れたらしく 突然 寒気が走り 突然 汗まみれになることが しばしばである。医者曰く そんなものは軽い軽い。 生還後 6ヶ月はお手本みたいな生活を送り 体調を回復させた。ところが その頃から 単調な生活が 急に虚しくなり 若さゆえの挑戦心がうづき始めたのである。何をやろうかと悩み とりあえず 車の免許取得に挑戦。更に 音痴のカラオケに挑戦。などなどで 世の中が開け始めた。次第に 酒の量が増え始め 以前の生活より 乱れ始めて20年。
昨年8月。定期健診で肝臓に異常値。「肝硬変と同じ値。あんた 死んじゃうょ。」と医者。「飲み続けた薬のせいも考えられるが 薬を止めるか 酒を止めるか 自分で決めてくれ。」
覚悟を少し決めた。まだ 死にたくは無い。 まだ やりたいことがある。死ぬわけには行かない。ビビリのはじまり。「酒を休みます。」と抜け道の一手。
あれから 4ヶ月。12月暮れ。検査の日。あの日から 酒は一滴も飲んではいない。意外と意志が強かった。ついでに 日に二箱のペースのタバコも止めた。
数値は 理想形。「やれば出来るじゃない」と医者曰く。「そりゃぁ そうだけと・・・。」
酒、タバコ、女 そして カラオケも必然的に止めた。また 例の虚しさが動き始めそうである。
はるか20年前 天国と地獄の境い目 三途の川原を見て 生還してきた男の話である。思い起こせば 42歳 あぶらの乗った人生怖いもの無しの 働き盛り 厄年の10月10日朝 意識が無くなり 救急車で搬送され 55分後に生還。医者に言わせれば この55分が決め手らしく 長いと障害が残る可能性のぎりぎりのラインらしい。幸いに 一見何事も無く 見えるらしく 自分自身もそのように振舞えるのである。ところが 内は脳の温度調節部が壊れたらしく 突然 寒気が走り 突然 汗まみれになることが しばしばである。医者曰く そんなものは軽い軽い。 生還後 6ヶ月はお手本みたいな生活を送り 体調を回復させた。ところが その頃から 単調な生活が 急に虚しくなり 若さゆえの挑戦心がうづき始めたのである。何をやろうかと悩み とりあえず 車の免許取得に挑戦。更に 音痴のカラオケに挑戦。などなどで 世の中が開け始めた。次第に 酒の量が増え始め 以前の生活より 乱れ始めて20年。
昨年8月。定期健診で肝臓に異常値。「肝硬変と同じ値。あんた 死んじゃうょ。」と医者。「飲み続けた薬のせいも考えられるが 薬を止めるか 酒を止めるか 自分で決めてくれ。」
覚悟を少し決めた。まだ 死にたくは無い。 まだ やりたいことがある。死ぬわけには行かない。ビビリのはじまり。「酒を休みます。」と抜け道の一手。
あれから 4ヶ月。12月暮れ。検査の日。あの日から 酒は一滴も飲んではいない。意外と意志が強かった。ついでに 日に二箱のペースのタバコも止めた。
数値は 理想形。「やれば出来るじゃない」と医者曰く。「そりゃぁ そうだけと・・・。」
酒、タバコ、女 そして カラオケも必然的に止めた。また 例の虚しさが動き始めそうである。