透明な瓶に手紙をつめてインターネットの海へ

むらさきとんぼの羽ばたきは聞こえない

雨が降っています。

2020年01月25日 | 雨音があまりにも大きいので


ときどき音をたてて窓をたたきます。
もう少し,ほんの少しだけ気温が下がれば,雪になるのでしょうけれど。
このまちでは,これでは雪にはなりません。

光文社文庫の新しい訳を私はあまり好きになれません。
「失われた時を求めて」のはなしです。
プルーストのはなしです。コンブレーのはなしです。

プラトンは少年の頃,詩人になりたいと考えていました。

2019年11月20日 | 雨音があまりにも大きいので


しかし,ソクラテスを知るに及んで,書きためていたすべての戯曲や詩編を焼き捨て,その全生活をひたすら哲学にすなわち真理と価値の学的認識に捧げることになったといいます。
プラトンがかつてあこがれていた詩人サッフォー。それが彼女です。彼女にはいろいろな伝説があります。たくさんの悪い噂も誹謗中傷も・・サッフォーは伝説の詩人です。
この像はサッフォーの像です。私も大好きな伝説上の人物です。むかしむかしのお話です。


しゃべくり007を見た。ただただ流していただけれども。

2019年11月18日 | 雨音があまりにも大きいので


弟が来た。たいした話なんかないのだけれど。心配してときどき様子を見に来てくれる,やさしいヤツだ。
たいした話なんかないので,間が保てなくて,沈黙に耐えられなくて,テレビをつけたのだ。なんだか切ない。かれらは一生懸命におどけてみせて,いつのまにか彼も復帰していて・・一生懸命さが切ない。このことに,たいした意味はないのだけれど。
弟と話すのは苦手だ。彼は真面目なヤツだから・・だ。彼にかぎらず,人と話すことが苦手なのだ。


4月が始まったのに気づいていなかった。4月が流れていくのに気づかなかった。

2019年04月25日 | 雨音があまりにも大きいので


いいえ。もう変わってしまったのでしょう。私が気づかないうちに,ときは流れていきます。
思えば私はいつもおいてけぼりにされているように思います。
季節は変わりました。今日の雨ももうあがっています。

4月がもう終わるんですね。

あのベトベトには慣れない。

2018年09月01日 | 雨音があまりにも大きいので
車椅子には慣れない。付き添ってもらって押してもらうことには慣れない。道を譲ってくださることに慣れない。他の患者のみなさんの視線には慣れない。検査のたびに患者扱いされることには慣れない。患者であることを認めない愚かさはわかる。自分のひねくれた根性が際立つ。同情されていることがわかってひねくれてる。・・・性格の悪さが増幅していく。「自分で歩けるのに。車を運転して通っているのに。意味が解らないよお。」と・・言えない。

スマホの普及率がものすごいことに今更ながら気付いた。

2017年11月20日 | 雨音があまりにも大きいので
電車の座席向こう側に8人、こちら側私も含めて8人。そのうちスマホに触っていないのは私ひとり。同様に向こう側の左隣の8人の中にはひとりだけ文庫を読んでいる女子高生がいたけれど。私の正面の3人はおしゃれをきめこんでいるともりらしいケバイおばさんたち一様に髪がながく、首回りにいろいろなものをぶら下げ、おおきなバッグと太い足。しゃべりながらさかんに画面をいじっている。叫んだり笑ったり。見苦しいのはその姿形だけじゃない。おおさわぎの末、彼女らがおりた後にその席にすわった女の子のひとりがキレイだった。彼女もスマホを触っていたけれど、これは許せるのだ。結局、私が許せないのは顔なのかなあ、などと思った。
ともかくスマホの普及率はものすごい。依存のしかたが尋常ではない。いったい何をやってるのだろう、みんな。訊ねてみたいけれど私の知人で人前で電話とメール以外をやっている者がいないのだ。