佐々木ゆうきの日記〜平和とともに歩んで〜

カジノ誘致の断念を―もりた真弓議員が代表質問


 今日午後1時20分から、花見川区のもりた真弓市議が代表質問を行ないました。私のブログでは、公立・公的病院のあり方についてと、IRカジノについて質問と答弁をお伝えします。IRカジノについては民間事業者からの情報提供を踏まえ、これまでより誘致に踏み込んだ答弁をしています。市民に説明していくとしながら是非に聞く姿勢は示されていません。

【もりた真弓市議】
 公立・公的病院のあり方について。厚生労働省は、全国の公立・公的病院424か所を名指しで統廃合を求めました。千葉市内は、市立青葉病院、国立千葉東病院、県立リハビリテーションセンター、ジェイコー千葉(旧社会保険病院)が対象となっています。国が狙う病院削減は「地域医療構想」をてこにしたもので、今回、統合再編議論の対象とされた病院は地域医療を懸命に守ってきた中小病院が多数を占めています。地域の実情や住民の切実な声を踏まえないまま、公的医療体制の縮小をねらった乱暴なものです。
 1つに、地域医療の必要性を無視して医療費削減を狙い、上から押し付けることは、地方分権・地域創生に反する地方自治権の侵害をするものであるため、国に対して撤回を求めるべきだがどうか。
 2つに、あり方検討委員会が、市長に答申した内容は、海浜病院を建替えて、青葉病院の機能も移し、青葉病院を縮小する計画であり、これは厚生労働省方針を先取りしています。市民のいのちと健康を守る砦の役割を果たす、2つの病院を公立のまま残し、それぞれ充実・発展させることを求めますが、お答えください。

【市長】
 今回の公表は、国が、公立・公的医療機関を対象に一定の条件を設定して急性期機能等に関する医療機能について分析し、各医療機関が担う急性期機能やそのために必要な病床数などについて再検証を求めたものであり。必ずしも医療機関そのものの統廃合を決めるものではないとされております。
 国が全国一律の基準による分析のみで、再検証の対象を公表し、青葉病院がその対象とされたことについては、市民に不安を与えるものであり、遺憾に感じているところです。
 地域の病院のあり方については、今回の分析だけでは判断しえない地域の実情に関する知見なども補いながら、各都道府県で開催する地域医療構想調整会議での議論を経て、合意されるものであると考えています。

 市民の医療を充実するためには、市立病院も現在になっている機能の強みを活かしつつ、ほかの医療機関との役割分担を図ることで、市内全体の医療の質の向上や医師などの限られた医療資源の最適配分につなげていくことが重要と認識しています。
 また、市立病院が将来にわたり安定的に医療を提供していくためには、経営の健全化に向けた取り組みを続けていくことも重要と認識しています。
 あり方検討委員会の答申(省略)を踏まえながら、市内の医療提供体制に影響がないよう、市立病院の体制や機能について検討を進めていきます。


【もりた真弓市議】
 市長は、「民間の8事業者からの情報提供が幕張新都心エリア内でのIRが十分に成立し得ることが示唆された」「RFIで得られた情報や認定スケジュール案など踏まえ総合的に勘案し判断して参ります」と答え、IRカジノ誘致に向けて大きく踏み出そうとしています。
 一方、IRカジノについて市民アンケートの実施を求めましたが、「市民に情報を提供することが必要」と答え、アンケートの実施を拒んでいます。民間の8事業者の情報は聞くが、97万市民の意見も聞かずに判断するつもりなのか。日本共産党市議団が2017年に行った市民アンケート1,880人の回答は、78.1%が反対しています。市民の多数が反対しているギャンブルカジノを、速やかに断念することを求めます。

【市長】
 グローバルMICE都市としてこれまでの本市の評価や課題、国が目指しているIRとはどのようなものか、また、IRができることによる効果はどのようなものか、懸念事項に対する考え方などの点について、市民に情報提供することが必要であると考えています。
 IR誘致の判断については、これまでの検討やRFIで得られた情報、すでに国から示されている認定申請に向けたスケジュール案などを踏まえ、IRによる様々な効果や懸念事項への取り組みなどを総合的に勘案して判断していきます。

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