今日は午前10時から一般質問が始まり、午後１時45分ごろから、緑区のかばさわ洋平市議が登壇しました。本人から質問の内容について詳しく報告があるかと思いますので、かばさわ市議のブログを参照して下さい。かばさわ市議は、聞こえのバリアフリーのために区役所などへの対話支援機器の導入や補聴器購入補助制度の創設。大網街道の慢性的な渋滞の解消。災害に強いまちづくりのために土砂災害警戒区域の指定と住民への支援、土のうステーションの充実、被災者生活再建支援制度の充実、安否確認システムの導入、倒木被害を防ぐための対策と支援について質問を行ないました。災害に強いまちづくりの最後に、災害対応への人員体制について市長に質問を行ないました。
【かばさわ洋平市議】
この間の一連の災害対応について最後申し上げたいのは人員体制であります。災害時職員は必死に対応していましたが、倒木や避難所対応などあらゆる支援でマンパワー不足が散見されました。本市の正規職員と非正規職員数です。この間、自治体の公務員減らしが進められ、非正規雇用が増え続けています。29年度と31年度を比較しても、非正規は145名増であり、正規は202名減となっております。
最後、市長に伺いますが、今回度重なる台風被害において、市の職員は十分に足りていたと考えているのか、また、災害時における避難所運営や倒木土砂撤去等の対応に職員負担が集中したため、関係部局含め市の正規職員を増員すべきと考えるが、見解を伺います。
【市長】
自然災害が発生すると、通常業務に加え災害対応により業務量が増加するため、関係部局の職員だけでは人員が不足する状況にあります。
このことから、災害時には全庁的な職員体制を整えるとともに、「千葉市業務継続計画」による非常時優先業務を実施することとしています。今回の台風においては、本庁職員を区役所へ応援要員として配置することにより、区役所の災害対応に関する体制強化を図っています。（中略）引き続き、今回の台風災害の教訓を踏まえ、災害に的確に対応できる体制の強化に努めていきます。
かばさわ市議の質問に続いて、稲毛区のあぐい初美市議が登壇しました。あぐい市議は、保育について建て替えを機に民営化された公立保育所の運営、道路等での子どもの安全確保、副食材料費の無償化。避難所のあり方について要配慮者への対応、食料の提供、公民館の役割、避難場運営委員会の運営の教訓化などについて質問しました。
【あぐい初美市議】
避難した方が少ない公民館では小学生がいる家族連れに和室や畳がある管理人室を使ってもらった、１階と２階で男女に分けて使ったなどプライバシーの確保や配慮をしたとのこと。花島コミュニティセンターでは避難している方がリラックスできるように映画の上映を行なったとの話も聞き、避難所での過ごし方について安全を確保するだけでなく、避難されている方が居心地が良いように職員のみなさんがマニュアルの行動にプラスして工夫している事例もあり、避難者に喜ばれた経験を全体のものとして今後に生かすことを求めますが、見解を伺います。
【総務局長】
開設した避難所の状況について詳細な把握に努め、避難者に評価いただいた取り組みについては、好事例として、全庁、施設管理者および避難所運営委員会で情報共有し、今後の避難所運営の質の向上に活かしていきたいと考えています。あぐい市議も公式サイトに詳しく載せると思いますので、そちらを参照して下さい。
【あぐい初美市議】
高齢者や障がい者、持病を抱える人、アレルギーのある人、妊婦や乳幼児、外国の方、ＬＧＢＴなど要配慮者が安心して避難できる場所の確保が必要です。（中略）広範囲にわたる大規模災害では福祉避難所が各区に複数必要になります。
プライバシーの確保や要配慮者の場所の確保など人権が守られる環境整備を求めますが、見解を伺います。
【総務局長】
避難所の運営に当たっては、プライバシーや要配慮者に配慮することは極めて重要と考えています。避難所を開設する際は、トイレや更衣室、物干し場を男女別に設置するとともに、授乳スペース等を確保するための間仕切りを備蓄しているほか、高齢者や障がい者など要配慮者については、状況に応じて、専用のスペースを確保することとしていますが、避難所における良好な生活環境を確保するため、他都市の好事例を参考にして、さらに取り組みを進めていきます。
明日の一般質問は午後からです。花見川区の中村きみえ市議が午後３時頃、若葉区の野本信正市議が午後３時半頃から登壇予定です。前後する場合がありますので、時間に余裕をもって傍聴にお越し下さい。議会中継もご利用下さい。
