ゆきやこんこ

自分のペースでまったりと…。

吉凶とは…

2024-01-02 00:12:01 | 日記

2024年元日は「最強開運日」。

「一粒万倍」「天赦日」「天恩日」

何をするにも素晴らしい日。

2024年元日は何をやってもうまく行く「超大吉日」!!

 

………の、筈なのに、この大地震は何ですか………。

 

私は海なし県で隣の県なので被災していないですが、

元日にこの仕打ちはきついんじゃないですか、神様…?

 

こういうのを見ると

「あぁ、物事の吉凶って、あんまり関係ないんだな…」

って、思いますよね…。

 

今年最初のおみくじは末吉だったんですけど、

それで落ち込むのも本当にばかばかしいというか…。

 

「言動を慎み 神仏を信じれば 道は開ける」

 

みたいな事が描いてあった気がするんだけど…。

自分、割と目に見えない物を信じる方だと思ってたんだけどなぁ…。

最近は疲れてきて砕けてきちゃったけど、割ときちんと生きてきた方だと思うんだけどな…。

これじゃあ信じる気が無くなるよ…。

 

絶対、この吉凶でいろんな日取りを決めた人はいるんですよ。

日取りを決めて、その通りに動いて、なのに被災した人もきっといるのです。

 

でも、なんか、思ってしまいますよね?

「結局、本人の心の持ち方次第じゃん…」って。

 

母が曾祖父の話をしてくれた事があります。

 

曾祖父は煙草を飲むのが好きな人でした。

明治生まれの人なので、キセルを使っていたそうです。

なので、とても濃い煙草です。

昔から体に悪い事は知られていましたので、

母が幼い頃、

「なんでおじいちゃんはたばこをやめないの?」

と、聞いた事があったそうです。

曾祖父はこういう話をしたそうです。

 

「酒を我慢して家を流されて、煙草を我慢して火事で家を失う。 

 人生いつどのような災害に合うのかわからない。

 周りに言われて大好きな酒を我慢したのに家をなくしたり、

 周りに言われて大好きな煙草を我慢したのに火事で住む場所をなくしたりするかもしれない。

 辛い思いをして我慢をしたのに、自分の居場所を失ってしまうのでは、

 何の為に生きているのかわからない。

 それだったら、他人に迷惑を掛けない程度に自分のやりたい事をやって、

 後悔せずに死ぬ方がずっといい」

 

…というお話。

明治生まれの人なので、今ほど自然災害に対応できる術はありません。

自然災害とは日常であり、人生と隣り合わせです。

いつ、何が起こって命を落とす事になるかもわかりません。

「いつ終わるかわからない人生。自分の後悔の無いように生きるのが一番いい」

……というお話です。

とは言っていますが、とても頭の良い方だったので、

まぁ多分、孫に煙草の事を言われてそれらしい言い訳を考えただけでしょうが、

それでも私にとっては「確かにそうだなあ…」と思わせる話でした。

 

暦やおみくじの吉凶より、

曾祖父のこの話の方が現実味があり、重みがあります。

 

吉凶で一喜一憂するより、

曾祖父のこの言葉を胸に刻んで生きて行った方が、

人生充実するんだろうな、

と、今回改めて思いました。

 

……というお話……。

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