手這坂夕景

手這坂の冬祭りです。数軒の萱葺き屋根の古民家の前にミニかまくらを3,000個つくり、一斉に燈明を灯すという程度のお祭りです。冬の行事の少ないこの地区では、被写体としての価値はあると思うのですが、カメラマンもボランテアも少しさみしい気がしたのは、私だけでしょうか。

この手這坂は、菅江真澄がこの地を訪れた際、桃の花が咲き競う様を見て「まるで桃源郷のようだ」と言ったと伝えられております。花の季節には訪れる人も多いです。

萱葺き屋根の保存活動もあったようですが、民家ゆえに行政の支援がなく、苦しい立場にあるようです。