織ちゃんのプリンセスロード

08七夕に殺処分から救われ運命の出会いで我が家に来た
織と私の札幌雪国生活。転職して18年ぶりに灼熱の関西にリターン!

クリスマス前に思い出す話。

2020年12月13日 | 織ちゃん

もうすぐクリスマスだけど、今年はコロナのせいで雰囲気がなんか違う

厳しいニュースを聞きながら、大学時代の友達のトレイシーがしてくれた

子供の頃のクリスマスの話を思い出した


それこそ社会の授業で習った、鉄鋼業が盛んだったペンシルバニア出身のトレイシー。

今では「ラストベルト」と言われたりして、北海道の炭鉱が閉鎖された後に

経済的にカムバック出来ない苦しい地域の代表みたいに言われている。


鉄鋼業関連の会社で働いていたトレイシーのパパは、不況で会社が

人員整理をして、トレイシーのパパも他の多くの人と共に失業してしまった。

本当に厳しい経済状況で、貧困家庭に配られるフードスタンプで食料を

買わないと暮らして行けないくらいだったと聞いて、初めて英語でアメリカの

失業保険やフードスタンプ、福祉事業やメディケイド*の意味や使い方を知った。

*米の連邦政府と州政府が運営する低所得世帯・者の健康保険制度


トレイシーいわく、その年彼女はクラスの誰よりも一生懸命に勉強して

たくさん本も読んで、スペルもたくさん覚えてとっても勉強を頑張って

「A」 を大量生産したんやて。(大学の4年間もそうでした

もちろん両親にも褒めて貰いたかったし、引っ込み思案でアピール下手やったから

なんてったってサンタさんに知って欲しかったんだって。

で、成績優秀だし良い子だって皆んなに言われたから、少し多めのクリスマス

プレゼントをリストアップしてサンタさんにお願いしたんやと

でも、クリスマス休暇が終わって登校すると、自分より成績の悪い大きな家に住む

クラスメイトの子達の方がうんとたくさんの新しい素敵な服や靴をクリスマスに

貰っていた事に気付いて、とても悲しい気持ちになったと話してくれた


アメリカの煌びやかに装飾された賑やかで華々しいクリスマスのイメージが

強かっただけにトレイシーの話にかなりのショックを受けた事をハッキリと覚えている。


毎年クリスマス前に思い出して、皆んなが皆んな楽しいんやないことを

忘れたらあかんと思うのでした

 


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