11月19日(火曜日)
2年前、京都府立大生命環境学部付属農場(精華町北稲八間)が、ヤマイモ科の「ダイショ」を使って、夏の暑さを和らげる「緑のカーテン」づくりの実験を始めました。我が家にもと、愛妻が1株70円で京都府立大生命環境学部付属農場に行き7株買って来ました。「緑のカーテン」は、何年も前からゴーヤーをプランタを使ってやっているので、畑に植え付けしました。ゴーヤーであれば、苗1つでゴーヤーが何本も収穫出来ますが、ダイショは1株で大きなイモが1個だけです。
7株のうち3株は知人に差し上げ、残りを植えました。11月末に大きなイモが収穫出来たので、スライスにしてフライパンで油炒めで食べると、これが想像以上に美味しいイモでした。味をしめて昨年は20株購入して、秋には何人もの知人に差し上げ喜んでもらいました。
今年もダイショを植えようと、苗の販売を心待ちにしていると新聞報道で、今年は精華町のJAで苗を販売すると出ていました。要するに官から民への業務移管です。
販売価格:苗1株250円の報道を見て、「何?間違いと違うか」と一瞬思いました。しかし考えて見れば、トマトもナスも接木であれば200~300円します。
商売で売るとなればこんなもんかと納得です。
1株250円の高価な苗なので、今年は何株植えるか悩みましたが、昨年よりも3株減らして17株植えました。減らしたスペースには、知人からいただいた「エアーポテト(宇宙イモ)」を初めて植えました。どちらも11月末頃の収穫時期です。
昨年は試し掘りを10月末にやり、1.6キロのイモが収穫できました。「今年の出来はいかに」と本日試し掘りをしました。
まずは、支柱の高さ180センチに絡んだツルの刈り取りをせねばなりません。
次はスコップを突き刺し、「グイッ!」と掘り起こします。イモが顔を見せました。
掘り出すと、イモはヒゲだらけです。
見た感じではこれは1.5キロは有りそうです。ヒゲを掃除するとこんなイモです。
収穫時期の目安は、葉が黄色になってからのようで、11月末になるでしょう。昨年は3キロのものが最高でしたが、今年は果たして何キロのイモが出来るか楽しみです。
【参 考】
1.ダイジョ(大薯、ダイショ)は、ヤムイモ(Dioscorea 属の食用種)の1種の芋類。学名 Dioscorea alata。シンショ(参薯)、デンショ(田薯)、オキナワヤマイモ(沖縄山芋)、タイワンヤマイモ(台湾山芋)、ウベ (フィリピン語:ube)、パープルヤム (purple yam)、ウォーターヤム (water yam) とも。
沖縄ではこの芋を塩と油で炒め、お正月に使われてる。沖縄では方言名ヤマウム、ヤマンムと呼んでいる。
2.イモ葉で緑のカーテン(2011年新聞記事)
京都府立大生命環境学部付属農場(精華町北稲八間)が、ヤマイモ科の「ダイショ」を使って、夏の暑さを和らげる「緑のカーテン」づくりの実験を始めた。全国でも珍しい取り組みで、ゴーヤーより栽培の手間が少なく、秋には大きなイモが収穫できる楽しみもあり、「ダイショの普及につなげたい」と成長を見守る。ダイショは主に沖縄や九州で栽培され、約1~3.5キロのイモが採れる。粘りがあり、あっさりした味が特徴だ。つるや肥料などの世話は、カーテンづくりに多用されるゴーヤーより手間が少ないという。付属農場は、府内でも普及を図ろうとダイショを育て、5年前から府南部の農家などに販売している。今年は約3千株以上を育て、さらに農家や消費者へPRしようとカーテンへの応用を発案した。本館エントランスホールの外側に、土を入れたコンテナを30個並べ、2株ずつ苗を植えた。ダイショは窓辺に張ったネットを伝わってつるを伸ばし、7月後半にはカーテンが出来上がる見込みという。実験では、夏場の館内の室温低下や、コンテナでの育て方などを調べる。本杉日野教授(果樹園芸学)は「ダイショの葉はゴーヤーに比べて分厚く、表面につやがある。大きな陰をつくり、日差しも反射できる」と高い効率を期待する。NPO法人「緑のカーテン応援団」(東京都)は「全国で初めての取り組みでは」としている。付属農場は6月下旬ごろまで、ダイショの苗を1個70円で販売する。問い合わせは同農場電話0774(93)3251へ。
3.沖縄の山芋で検索すると美味しい食べ方が記載されていました。
山芋(ダイジョ芋)のバター炒め
山芋を蒸して、厚さ5~6mmにスライス。
フライパンでバターいため。塩をまぶしてうまい。
(1)スライスした山芋(ダイジョ芋)をバターで焦げ目がつく程度に焼き、塩をまぶす。ビールや酒のおつまみにどうぞ。
(2)バターいための「山芋」に「パッションフルーツ」をのせて食べると、美味しいですよ。
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