見出し画像

絵を描きました

海の中へ⋆①

「この魚、知ってる?」
とおじさんがきいてくる。
「知らない」
「なんていうの?」
「これはアコウ」
「名前、知ってる! へえ・・・」

見たこともあるはず。
だけど気持ちは初めまして。
黒くて赤い斑点があって・・・
こんな顔だったんだ・・・






「これは知ってるよ。カツオでしょ?」
「そう、よく知ってる!」



夏から秋にかけての戻りガツオ。
すごく脂がのってる。
「お造り?それともタタキ?」


「これは知ってる?」



・・・サッパリわからない。
「これもカツオ」
「え?カツオって、
大きくて縦に筋が入ってて・・・」
「それは本ガツオ」
「これはスマガツオで・・・」
こんな大きくなるんだよと、
捌こうとするおじさんの両腕が全開。





カンパチ、
じゃない。
目の上に「八」のラインがない。
これはシマアジ。
大きい(40センチほど)、
けれどアジの仲間。

カツオもアジも、
一種類じゃない。
フツウのことなんだけど、
そうなんだよね。




名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

※ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最近の「物語」カテゴリーもっと見る