長野県の安曇野市には近年10月半ば頃になると
コハクチョウが飛来してきています。
安曇野市豊科にある犀川の白鳥湖、
安曇野市明科の御法田遊水池 などですね。
毎年、10月半ば頃に飛来して翌3月末頃に北帰行となります。
通常、シベリアで夏を過ごすと
6月頃に産卵して子育てをして湖沼や地表が凍る9月に
暖かい南の地へと旅立ちます。
生後3か月位の幼鳥を親鳥たちが守って
5000キロを渡ってくるなんてほんとに驚きです。
日本の新潟の瓢湖や犀川で冬を過ごすのですが
新潟などの越冬地が大雪でエサが少ない年などは
長野県に多く飛来してくるようになったのだそうです。
朝の早い時間に遊水池を訪れると
他の水鳥たちと共に優雅に過ごすコハクチョウたちの
とても愉快な飛び立ちの瞬間に出会うことが出来ますよ。
コハクチョウの数は白鳥湖の方が多いのですが
背景にアルプスの雪嶺を従えた遊水池は
カメラマン氏の人気の場所となっているのですね。
コハクチョウ達が何やら鳴きはじめ
呼応するように首を鳩のように上下し始めると
それは始まります。
「 行くよ~ ♪ 」
多分家族なのでしょうね、
5.6羽がざわざわし始めて混雑の中助走に入ります。
何十メートルかを助走して飛び立つのですが
それはダッダッダッと走りとても愉快な光景です。
とても優雅な白鳥とは言えないドタバタですね。
中にはなかなか助走から飛び立てないのもいたりして(笑)
「 待ってよ~ ~ 」
小さな水鳥は スイッと飛び立っていきますが
体の重いコハクチョウはそうもいかないようです。
無事に飛び立ったグループは
近くの田んぼや白鳥湖の方へと飛んでいくのでしょう。
はあーい 優雅ですよ~ ^-^
朝のこの飛び立ちの瞬間は
見ていて時間も寒さ忘れるほど魅入ってしまいますね。^-^