水無月 ( 六月 ) 最初の日曜日
近江神宮に立ち寄ってみましたよ。
梅雨に入り雨の多い時というのに 水無月とは・・・
これは、無が「の」にあたる連体助詞であるため
「水の月」という意味なんですね。
今まで水の無かった田んぼに
水を引き入れる頃であることから 「 水張月 」とも言われます。
例年なら六月の第一日曜にここで流鏑馬が行われていて
コロナ禍で今年は4年ぶりの実施と思っていたら
台風の影響で馬の調整がつかず またも直前になって中止です。
がっかりしながら深い森の中をアクセスしていくと
鳥居が見えてきました。
この森深い感じが厳かでいいですね。
神様へと近づく階段を登っていくと
境内へと入っていきます。
流鏑馬は中止になってしまいましたが
いろいろ催しが行われていました。
ちょうど「よし笛」が演奏されていて足が止まります。
取りあえずお参りを済ませて戻ってくると
好きな和太鼓もあるとの事で腰を据えて観ることにします。
甲南大学の生徒さんによる「甲南太鼓」が始まりました。
ドンドンドンドン ドンドンドンドン
そお~ れっ !!
みなぎる若い力が腹の底から響いてくるようですね !!
ドンドンドンドン
ドドドンドドドン
やあ !!!!
やっぱり和太鼓っていいなあ~ ^-^
素晴らしかったですよ。
水無月の始まりに感謝した1日でした~ 。
寒さが幾分和らいだ2月末の北野天満宮は
満開を間近に控えて境内はほんのりとした梅の甘い香りが漂っていましたよ。
北野天満宮は全国に1万2000社ある天神社、天満宮の総本社です。
学問の神様、菅原道真公を御祭神とし
多くの受験生が参拝に訪れることでも知られていますね。
私にとっても京都に住んだ、心身ともにハードな4年間に
近かったこともあり何かにつけ参拝した拠り所でもありました。
こんな時期でもあり梅の見事な「梅宛」には入らずに
天満宮特有の建築様式を楽しんできましたよ。
境内には天満宮の神使である臥牛像が何か所も奉納されていて
この牛をなぜると頭がよくなるもの、体の悪い所が治るもの
皆、其々に目的の牛をなぜていきます。
今は感染予防でじかに触ることはしないようですね。
いつもなら長い列ができる国宝、社殿も
早い時間なのでまだ人は少なかったですね。
社殿の横、後ろをぐるっと回ってみると
その建築様式の美しさに魅入ります。
好きだなあ~ ^-^
絵馬掛け所のすぐわきにある朱の鳥居。
ここをくぐって絵馬をかけに行きます。
何かをお願いするというのではなく
人はこうなりたい、こうしたいという決意、気持ちを
絵馬を通して神様に伝えているのかもしれませんね。
北野天満宮には桜門、三光門と立派な門がありますが
梅の時期、三光門のこの角度が私の最も好きな所ですね。
春は寒さを時折呼び戻しながらも
すぐそこにやって来ているようです。
♡ 今年の梅は来週中位まで見ごろだそうですよ。♡
雪が続いています。
久しぶりに我が家でほ~ とくつろぐ時間です。
風もなくお天気は回復に向かっているとの事
そうだ、湖東の名刹に行ってみよう。
様々続く圧迫感から
心のかさぶたが薄く剥がれていくような気持のいい朝
湖東の金剛輪寺と西明寺に行ってみましたよ。
金剛輪寺はやはり雪で覆われて
駐車場には来る人も少ないのか1台の車だけ。
本坊の廊下戸板の龍がなにやら問いかけて来るようですね。
うん、頑張ってますよ~ ^-^
茶店のおばさんといろいろ話していると
「 ここまでせっかく来られたのだから本殿と三重塔まで是非行ってみて」
勧められて上がっていくことにしました。
お地蔵さんがずっと続く雪の坂道は厳しいので
車で上がれるゲートを開けてもらいました。
ご親切感謝m(__)m
本殿、そこは静謐な世界・・・
身も心も引き締まるような思いがしますね。
誰もいない静寂は凛として
気持ちが洗われるようです。
と、ふいに少しだけ青空が見えてきました。
何かのご褒美ですか~ o(*^▽^*)o~♪
空が青いと景色が明るくなって
風情がまた変わっていきます。
雪の金剛輪寺・・・来てよかった ^-^
11月3日、お天気は午前中まずまずとの事で
比叡山延暦寺に行ってみましたよ。
滋賀県の紅葉も今年は少し遅いようですね。
報道等では根本中堂は見ごろとなっていましたが
11/3現在でそこ以外の周辺はまだ色づきはじめのようでした。
私のアップが遅い為少々ずれていますが
11月6~ 7日だとずいぶん紅葉も進んだことでしょう。
ここでは、11/3現在の根本中堂まわりを載せてみます。
↑ は大講堂です。
比叡山でも有名な鐘楼。
観光客が並んで突くのを待っていました。
釣鐘の所から根本中堂の広場へ降りて行くには
階段と坂道があって
自分が降りる時は階段、上る時は坂道と
決まって楽な方を選ぶのがふっとおかしくなります。^-^
この広場一帯がいちばん赤く色づいていましたね。
根本中堂はまだ修復工事中で
全体を白い幌に覆われていました。
にしても、長い工事ですね。
比叡山は、東塔地域、西塔地域、横川地域と
大きく3か所に分かれます。
比叡山では多くの名だたる名僧が 宗派を問わず修行したのですね。
根本中堂があるのは東塔地域になります。
見頃と報道されているとは言え
ここでこの進み方ならまだ他も早いだろうと
横川地区に行くのはまたの機会に・・・
東塔地域で私がいちばんほっこりする場所は
この文殊堂付近です。
紅葉はまだまだでしたが ここはもともと赤い色が少なくて
小さな黄色のもみじ葉がとても可愛いです。
ここで比叡山高校の生徒さんたちと出会いました。
彼らは礼儀正しくてひとりひとり元気に挨拶してくれましたよ。
当県も20日位から
各地いっせいに紅葉見ごろとなる見込みです。
今年はどれだけ立ち会えるのか また楽しみですね。^-^
中社
2日目、どこも天候は芳しくなく
それならいっそ戸隠参拝しようと安曇野から北上します。
何度かの戸隠へのアクセスで最も安全で近いと思った
高速道路の信濃町インターを降り
黒姫山山麓を通っていくコースを取りました。
善光寺裏からの七曲りルートの恐ろしくヘアピンカーブが続く酷路は
2度ほど経験しましたが、ここは恐ろしく危険です。
安曇野を出た時にはただ鉛色の空だったのが
黒姫山麓あたりから雪景色になってきました。
奥社の鳥居前に車を停めて行けるところまで行ってみます。
ここには秋に母と来た思い出があって
その時、初めて杉並木が見られるねと言っていたのが
着いたときに母が疲れて体調がいまひとつでした。
私も一緒にここにいると言うのに
だいぶ良くなったし茶店で待たせてもらっているから
あなた一人でもせめて杉並木だけでも見て来なさいと
強行に母が言い続け従いました。
そうそう来られないので折角だからという
母の思いやりもわかるのですが・・・
どれほどの距離があるのか見当もつかず
振り返り振り返り急ぎ足でやっと随神門に着くと
その奥にあの杉並木が続いているのが見えました。
ここがそうなのか・・・
今思うと
随神門で2キロある参道の半分だったでしょうか
樹齢400年を超す杉の大木並木です。
初めて目にする者にとっては圧倒的な迫力です。
その時はもうこれで十分だと
随神門から走って母の所へ戻りました。
今でも随神門まで来ると
入口横の茶店で母が待っているような
そんな気がします。
足元も悪いのでそこから中社へと向かうことにして
除雪車が働いてくれた道をゆっくりと ^-^
こんな雪道だけどバスでやって来た人の中に
奥社、中社、九頭龍社、宝光社、火之御子社とある
戸隠の五社巡りをする人もいて
歩いていたりするのをよく見かけます。
奥社からほんの数分の所にある中社、
写真左手の鳥居の所からも階段を登ることなく参拝できます。
足の自信のない方にもここからだと容易ですね。
また雪が強くなってきました。
きりりと引き締まった空気の中お参りさせてもらって
交通安全のお守りもいただき
2019年は感謝で幕を引くことでした。
撮影は2019年12月30日