yuzuの記

優しい風に誘われて

5年ぶりの再会

2023-03-21 18:08:30 | 仲間

 

 

会ったその瞬間、時は一瞬にして昔に戻りました。

「 久しぶり~ 元気にしてた~ ? 」

「 W君こそ 今は大丈夫なの ? 」

「 元気、元気、もう何ともないよ、いやあ5年ぶりだね~ 」

聞くと30分前には来ていたそうで相変わらず几帳面な御仁です。

Uちゃんがまだなので取りあえず先に席について

「 I 課長から聞いたよ、大変だったんだってね 」

「 うん、2回手術したけど願い出て田舎に戻してもらったらすっかり良くなった」

W君は名古屋に長くいたものの、腎臓がんになって高知に転勤していました。

「 田舎の両親のもとに帰ると調子よくなってね 」

「 もう前のように無理はしないからいいみたい」

「 そうね、仕事は自分がいなきゃと思いがちだけど、実は代わりはいくらでもいるもんね」

「そーなんよ、あくせくしていたのが嘘のように今は楽だよ」

と、そこへUちゃんが現れて

「 オッパーがISOで指摘を受けて書類づくりで来られなくなったって 」

残念そうに報告してくれます。

「 そーなんだ、日曜日なのに気の毒ね~ 」

「 また今度機会を作ればいいじゃない」

「 それよりあんた、でかくなったね~ 気を使うことが無いんかい」

W君の以前のような遠慮のない一撃に

「そーなんですよ、今や横ばっかりに成長して(笑) 」

Uちゃん軽くいなしてすっかり以前のよう・・・i^-^

「 Uちゃんの所は仲良くやってるの ? 」

「 娘も春から小学生でなんかほんわか平穏にやってますよ~ 」

そそ、平穏が一番ですね。

この3人にH君が加わっておばか4人組と呼んでいました

それは、実に濃い日々でした・・・

分秒単位でさばくようなミスの許されない仕事でしたが

常に誰かがヘルプに入って回している、そんな感じでしたね。

結構プレッシャーも多くて、

私は顕微鏡に張り付いていたので助けられる立場だったでしょうか。

あれから其々が移動や転勤で全国に散ってしまったけれど

きつい仕事を共にやっていた時の連帯感は

良い所もそうでないところも含めて

全部が大好きで愛おしい時間ですね。

 

もうすぐ桜が咲きます。

この4人で吉野山の千本桜を見に行ったことがありました。

天気予報は雨のち曇り。

でも雨天決行~ の掛け声で行ってみたらやはり雨・・・

それでも霧の中に見え隠れする桜が見事で幻想的でした。

作ってきたお弁当を東やで広げてパクパク

何でもいいのです、みんなでワイワイできたら ^-^

その帰り万博公園の傍を通ると

空は快晴~ 桜は満開~ ♪ 

これは立ち寄らねばと残った半分のお弁当を持って万博公園 in

いやあ 本格的に花見です。

あの時は楽しかったね~ ^-^

年齢も専門分野も異なる4人組だったけど

何故か気が置けなくて、いい時間を過ごすことが出来ました。

ひとりではバカはやりにくいけど4人なら平気でしたね。

大事な仲間たちには元気で平穏に過ごしてほしい

こればかりが願いですね。

 

この次はH君も含めて4人で会いたいね~ 。

みんな元気なうちに・・・

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天使の梯子

2018-03-07 18:10:38 | 仲間

 

 

京都女子会の年長者F子さん。

なかなか連絡がないなと思っていたら

もう2度目の癌の手術を受けていたとの事。

久しぶりの電話の声は 驚くほど明るくて

その話に引き込まれていきました。

「オペって こればっかりは怖かったでしょ?」

「うん 1回目はね。データーもすぐにわかるし不安だったけど・・」

「けど・・・?」

「私ねいい方法を見つけたのよ。怖くならない方法」

「そんなのあるの?」

「ほら 自分がされると思ったら不安で怖いじゃない。

それが昔から言うでしょ。子供や母親が苦痛に苦しんでいると

出来るものなら代わってやりたいって」

「うん そんな時あるよね」

「私ね知っての通り 子供が小さい時に何度か手術して いつもそう思ってたのよね」

「あの時の気持ちになって 今、子供の代わりに私が受けているんだと思うことにしたの。

するとね 痛いけど苦しいけど 子供の苦痛を守ってやれてるような

なんだかね腹が座って気持ちが強くなってね」

「へえ~ そーなんだ・・・」

「人って気持ち次第で 痛みのバロメーターは違うって分かったよ」

「そっかあ 子供や母親の身代わりなら喜んでなれるのね」

「そんなもんよ。旦那の為ならどうぞ自分で戦って~ と思うけど(笑)」

「あはは 上沼さんが言いそう (笑)」

 

 

F子さん 強いね・・・

頑張ったね。

いいこと聞いたよ・・・

 

今日も 東の対岸に日が昇っていきます。

雲間からたくさんの「天使の梯子」が降り注いでいます。

無垢な1日の始まりです。

気持ち次第で どのような1日にでもすることが出来るのですね。

F子さんの話はとてもとても心に響いて

私も同じ過ごすなら 楽しい1日を重ねて行きたいと

そんな事を思うことでしたよ。^-^

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クリスマス前夜  友とのひと時 ( 大阪 ① )

2017-12-24 16:52:00 | 仲間

 

 

メリークリスマス o(*^▽^*)o~♪

皆さま 素敵なイブをお過ごしでしょうか?

 

 

クリスマスの雰囲気が高まる23日

大阪で久しぶりに待ち合わせして

大阪時代の仲間、UちゃんやW君と再会してきましたよ^-^

 

 

Uちゃんが生まれて9か月になる愛娘を

是非私たちにお披露目したいと

ご主人とふたりで連れてきてくれました。

それは愛らしい赤ちゃんで

少しもぐずることなく私に抱かれてもニコニコ

いい子ね~ ^-^

名古屋からお茶の忘年会に来ていたというW君は

落とすと大変だからと 怖がって抱けません(笑)

 

 

大阪駅直結のビル16F ニューミュンヘンでの乾杯から

30分ほどいてくれた旦那様と赤ちゃんは

離乳食やねんねの時間もあり バイバイして

そこから 「どうしてた~ ?」 と

いつもの近況報告です。

でもUちゃん 優しいまめなご主人で良かったね~ 。

結婚式以来2度目だけど もう長年の知人みたいに

とても気さくで楽しくお話できましたよ~ 。

 

 

それぞれ話し出せば もう昔のまま ^-^

気の置けない仲間は有り難いですね。

楽しい身内といる様な安心感に

どこかあったかいものを感じます。

 

 

これから名古屋まで帰るというW君、

滋賀の湖畔に着けば11時を過ぎるだろう私、

Uちゃんはまだ大阪勤務なので20分ほどですね。

遠くなってしまった不便さはあっても

あっという間に過ぎた楽しい時間は

1日早いクリスマスプレゼントのように

嬉しい嬉しいほっこりでしたよ ^-^

 

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大阪の夜景と共に

2017-08-23 13:35:26 | 仲間

 

 

あちこち引っ越しの多かった中で

私の中で最も多くの思い出を培ったのは

やはり大阪・・・

3.4年ごとに転勤していた頃は

忙しさを理由に その町ごとの良さを実感する暇もなく

今思うと もったいない事をしてきましたね。

 

 

そんな中でも 大阪での暮らしは通算18年以上になり

スタートを切ったのも あちこちした後年

また戻ったのも大阪でした。

当時の仲間も神戸や京都、みな大阪周辺におり

いやあ 毎日のルーチンはそれは大変だったけれど

みんなに会えたり話したりすることが 一番楽しみでしたね。

みんなと会うのはたいてい週末の夜でした。

大阪の夜景は どこのビル群も綺麗でしたね。

道頓堀のコテコテも楽しかったし

南港からのユニバーサルも素敵でしたよ。

大阪って一番肌に合うような気がしていました。^-^

 

 

なにかにかこつけては集まり

集まっては次の口実を作りだしたり

うん 大阪ではほんと細胞が常に活性化していたように思います。

ここにある写真は みなで繰り出した大阪の夜景です。

 

 

もちろん仕事には生きがいも感じていたし

いつも目標を設定して 切磋琢磨する熱い時代でした。

でも時は移っていくし 川の流れは常に動くものですね。

5年ほど前から転勤で 徐々にバラバラになっていきました。

 

 

あの頃の仲間は・・・

H君は札幌に飛んでもう3年、来年は帰ってくるらしい~ ^-^

W君は名古屋で管理者をして忙しい様子、

Uちゃんは結婚して女の子が出来ました~ 。

もう仕事に復帰していますよ。

女性軍の中では 2名ほど辞めて自宅に近い所へ変わったとの事。

変わらずに今もあの職場にいるのは T君だけになりましたね。

私はいったん実家に帰っていろんな始末が済んでから なんと仕事で滋賀県へ!!

滋賀県に住むことになるなんて思いもしなかったけれど

これも多分そうなるように 決められていたことなんでしょうね。

人の縁は不思議なものだけど

大阪で一緒に時代を過ごした「戦友たち」 は やはり何よりの宝物。

何年たっても身内のように蘇ります。

 

あのころ あなたたちがいて私がいて

迷うことなく突き進んでいた道のりがあって

多少のぶつかり合いや意見の相違も闘わせながら

一生懸命生きてたね ^-^

 

私はある出来事から 1日1日が大事だと気が付いて

仕事だけの人生じゃなく

自分のしたい事を優先するように変わりましたよ。

 

今、みんなどうしてる?

悲しいことがあなたを包んでいませんように・・・

 

みんなあ~ ~

いっぱい食べて元気で楽しくいよね~ ♪

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T君一家見参~ ♪

2017-02-13 07:46:47 | 仲間

 

 

 「スキーに行きますよ~ 」

前回、台風の直撃のためお流れになった バーベキューの代わりにと

11・12日泊りがけで T君一家が遊びにくることになっていました。

それが またまた寒波の到来で大雪予報。

「ノーマルタイヤなんですよ」の言葉に

「だめだめ 幹線道路は走れても枝道は無理だし 駐車場はもうタイヤが埋まってるよ」

とんでもないことです。最悪チェーンでも装備しないと・・・

前日になって 今からチェーンを買いに行くというので ほっ。

 

 

当日、 ほらあ 雪は降る気満々です。

サンダーバードが 湖畔沿いにゆっくりゆっくり通り過ぎます。

 琵琶湖バレイの山頂は吹雪だと T君から寒そうな声で電話があり

スキーに参加しなかった私は 夕食の支度に大わらわ。

スキーを終えてやってきたT君達は 駐車場の50センチ程積もった雪に

「いやあ これはすごいですねぇ 実家の石川でもこんなに無かった」とびっくり。

T君夫妻やあゆちゃんが降りてきても あーちゃんが見えません。

どうやらご機嫌が↓らしい (笑)

「寒すぎてスキースクールが上手くいかなかったらしいんですよ」

そかそか そんなものあったかいお風呂とご飯で飛んでくよ~ 。

ゲストルームにチェックインし 彼らがお風呂に入っている間に

私は部屋に戻ってテーブルを整えます。

1時間もするとピンポーン ♪

案の定 元気復活のあーちゃんと弟のあゆちゃんが まず飛び込んできました。

「えーいつもこんなにおかずあるの?」 とあーちゃん。

「今日は特別だよん ^-^」

わいわいと食事が進むうち 5歳のあゆちゃんは疲れてうとうと。

あーちゃんもぼお~ としてきました。

9歳のあーちゃんは

3歳の時に骨髄移植を受けたから もう6年になります。

もう大丈夫だろう・・・と思いつつ 元気がないとつい心配が先に立つ

T君夫婦はずっとそんな思いで 見守ってきたのでしょうね。

よく乗り越えて来たね・・・

子供達を炬燵のほうで休ませて

あんなこと こんなこと仕事や仲間たちの話で盛り上がっていると

あゆちゃんが半べそで 「もう寝たい~ お部屋にいくぅ」 と

T君にぐずついて離れません。

「パパもママもっとお話したいし ビールも飲みたいのにぃ」

「疲れたんでしょう。もう9時だからまた明日にしましょ」 と切り上げます。

  

 

翌朝、みんなで雪かきをしているところにT君たちが降りてきて

あゆちゃんが 「僕も雪かきしたあ~ い」

「あはは じゃあ手伝ってね」と 軽いスコップを渡します。

車が出せる程度になったので こちらで馴染みになったおじさんのレストランへ。

連絡しておいたので おじさんや長男さん、奥さんの

丁寧なお出迎えをいただいて モーニングです。

元気なあゆちゃんがパンのおかわりをしたので

つられて私もコーヒーのお代わりを頼むと

「そんなお金使わんとき、今美味しいお茶あげるから」 と おじさんが却下。そんなあ~ ・・・

みんなで笑って次々と話は尽きません。

「今年は久しぶりに蓼科の保養所に行きましょか」

「そうね あの厳しい寮母さんが懐かしいね」

 

 

嵐のようにT君一家がやってきて帰っていくと

湖国の畔には また静かな世界が戻ってきましたよ。

 

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京都女子会談義 ②高齢者の幸せって

2016-12-05 20:36:48 | 仲間

 

 

女子会の話は続く・・・

日本人の4人に一人は高齢者になって 今や我が国は超高齢社会。

支える若い世代は 逆ピラミッドのように先細り。

国会は年金カットともいえる法案を強行採決に至る始末。

今の高齢者はどうなる、これから高齢者に続く者たちは・・・と

なんだか不安だらけの日本て ちゃんとかじ取りが出来ているのだろうか。

 

 

「病院でも思うのよね。患者さんはそのほとんどが高齢者なんだけど

昔と大きく変わったなと思うのは 世話したりお見舞いに来てもらえない人が増えたのよ」

「医療付きの老人ホームのような 捉え方している家族もいるしね」

「一人暮らしも多いよ」

「うん かつては社会で活躍したり 家族の柱であった人たちがリタイヤすると寂しいものね」

「やがていつかは 自分たちもその年代になっていくのだけど考えさせられる」

「日々を無為に過ごすようにはなりたくないけど ある程度の経済力も必要だし」

「どうしたら 平穏で楽しい老後って過ごせるんだろうね」

 

 

「この間、新聞で読んだのだけど94歳で亡くなったホームズ判事という人が

亡くなる少し前に若くて美しい娘を見て言った ああもう一度80歳に戻れたらなあって」

「あはは 感覚は十分若いわ~ 」

「そそ 人を元気よく生かすのはポジティブイリュージョン つまり自分を実際より

良く評価する積極的な錯覚なんだって」

「老齢になっても この楽観的な自己幻想を操れる人は 幸せな人生を送れるんだって」

「そだね~ 、だけど その幻想による車の運転だけは別よね」

「そうね 高齢者の運転による悲惨な事故って多いしね」

「運転技能が衰えていても 気づかずに自信を持ってる人も多い」

「自主返納が促されているけど その判断も難しいね。

一人暮らしの多い高齢者が 車なしで暮らせる環境がまず必要だし」

「うん 私なんて自然に囲まれた田舎暮らしを求めて来たけど

とても車なしだとやっていけそうもないわ~ 」

 

 

「ともかくも 何とか錯覚や幻想に基づく運転だけは封じ込めながらも

盛り立てていきたい超高齢者社会の "元気゛である。と書いてたわ」

「今は その人たちを支える世代であっても そのうち自分たちもそうなるのだから

出来るだけおおらかに優しく見守りたいものだね」

「あはは とは言っても時には文句言いつつ,喧嘩しつつ」

「それでいいんじゃない 細胞が活性化して (笑) 」

珈琲館での2時間に及ぶ なんだかだの楽しい時間でした。^-^

 

                               写真は晩秋の今津柿畑

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