猫の日。

公園のベンチを見ると思い出します。なぜ助けなかったのか。

もう15年ほど前のことです。

家族での買い物の帰り、車で公園の横を通りました。冷たい雨の日でした。

「あ、なんかいる」

息子が指差した先を見ると、ベンチの下に何かうずくまっていました。子猫でした。

しかし、車を停めることなく過ぎ去ってしまいました。

うちには いぬさんもいますし、保護することは困難でした。だからと言って見て見ぬふりをしてしまった自分。

小さな命は、あの後どうなったのでしょうか。

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