木の床材にはさまざまありますが、大きく分けると
①無垢材(厚み15㎜~30㎜の木材)
②単層フローリング(集成材の表面に1.2㎜以下の化粧用単板を張ったもの)
③複層フローリング(合板の基材の上に1.2㎜以下の化粧用単板を張ったもの)
があります。
見た目は3つとも同じにみえますが、
木の中身が違います。
①は一本の木そのものを製材したもの。
②は様々な木の小幅のものを接着剤で加工した集成材(表面が継ぎ接ぎ上に見えるため表面に薄い化粧用単板を張ります。)
③はラワンなどを薄く挽いたものを接着剤で加工した合板(表面が継ぎ接ぎ上に見えるため表面に薄い化粧用単板を張ります。)
③は安いが合板は湿気や経年で劣化します。中古物件の床が沈んでしまっているのはこのタイプ。
②と③は表面は1.2㎜の薄い板なので、表面に傷がついてしまうと見苦しくなってしまいます。そのため、表面が傷がつかないように、ウレタン塗装などでコーティングします。そのため、触ると木の肌触りとは違った感じになります。
①は一枚が幅135㎜程度で厚み15㎜~30㎜長さ4m程度に加工した本物の木です。表面に傷があっても、それほど気になりません。それに、厚みがあるほど丈夫になります。そして、一番は木の肌触りが良いということ。木を使う一番の良さはここにあると思います。お寺や神社など、後世に残す建物の床材は①の無垢材を使用しています。
お寺に行った時の木の感触や経年変化した床の存在感はみんなが知ってる通りです。
自分の家にこの無垢材を使って毎日、足の裏から木のぬくもりを感じてみませんか?
座楽工房一級建築士事務所
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