自ばく屋、始めました

人生談をしてみようかと

4月目の底

2025-01-15 21:59:00 | 日記
そんなこんなでギリギリだったが、ついに卒業を迎えることができた


私は資格を取れなかったとはいえ、大学である専門技能を専攻していた


この組織に資格は必要ない


組織独自の資格があるからだ


民間ではその職種に就けないがここなら・・・


ここなら・・・自分も輝ける


今度こそ・・・夢を叶える


そんな、荒唐無稽な願望を抱えていたのだが・・・


結果は違う種類の整備にまわされた


種類、なんて言ったが、ここは想像にお任せしよう


違うといっても整備は整備。工具を使う


自分の知識が多少は使えるはずだ


教官に言われたのは、自分は基幹職種には就けない


その適性が無いという


なぜか


教官は答えてくれなかった


教官は、“申し訳ないが私もわからない”と


人事の考えることはわからん


それがこの組織の共通認識だった


後になって判明したことだが、純血でないと基幹職種にはいけないらしい


そう、私はハーフだ


かといって怪しい国のハーフではない


よくある東南アジアのハーフだ


・・・私はかつて広報の方にこう尋ねた


自分はハーフですが何か支障はありますか?と


そうしたら“あるかもしれない。でも確証はない”と


それをその時やっと思いだした


・・・こんなことなら民間の大企業に行けば良かった


せっかくのチャンスを私は無駄にした


親と喧嘩までしたのに


やはり私は選択ができない


周りの、親言うことをきいておけば良かった


だが・・・ここで止まる訳にはいかない


いかないのだよこんな所で!


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