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東京絵の具

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皇宮山 蚶満寺

2010年10月11日 | 東北
所在地:秋田県にかほ市象潟島

蚶満寺(かんまんじ)は、仁寿3年(853年)に慈覚大師円仁の開山と伝えられる。
寺院名の「蚶」は、かつて象潟の地を「蚶方」と書いていたところから来ている。

真言宗の不動明王の真言は「のうまくさんまんだ ばざらだん せんだ まかろしゃだ
そわたや うんたらた かんまん」という。天台宗真言でも、同じく最後は「かんまん」と
いうが、一度真言宗に転じ、梵語より寺号がおこったという諸説もあるとのこと。

蚶満寺は、国道7号から線路を越えた場所にあり、線路沿いには
象潟の島跡が見え、かつては景勝を見る為に多くの人が訪れた古刹である。
蚶満寺の祖先は、潟跡の開田を実施する本荘藩の政策に対し意義申し立てて、
捕えられてしまったが、現在の象潟の景観を守る先駆けとなった。

松尾芭蕉は、奥の細道で「きさかたの 雨や西施か ねむの花」など三句を残している。


奥の細道時代の旧参道

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